Re: イサムさん
投稿者: isamu309 投稿日時: 2007/08/08 19:08 投稿番号: [63103 / 66577]
あまりに初歩的な質問に多少うんざりですが、パンダ氏じゃないので回答させていただきます。
>じゃ、浮上不能、他の通信反応も一切不能の場合はどうするの?<
潜水艦は、自力で浮上不能(つまり沈没)になった場合の為に、SOS発信装置を載せた一種の浮を装備しています。もし自力浮上が不可能となった場合は、直ちにこの装置を射出するでしょうね。まぁ他国の領海で座礁してこれを打ち出す羽目になったら艦長は自殺したい気分でしょうが。
>「悪意を持った侵入行為か」?<
潜水艦の侵入目的に就いて軍事的な側面から考察してみましょう。
ちょっと潜水艦の話しから離れますが、時々中国やロシア、北朝鮮の軍用機が日本の防空識別圏に近づいてきて、ぎりぎりのラインを飛んだり時には侵入したりします。(防空識別圏は、領空では無いので当然国際法には違反しません。)
これは、日本の戦闘機がどれくらいで飛んでくるか、どこからレーダー波が来るのか、周波数は何を使っているのか、を知るためです。
さて話しを潜水艦に戻しますが、現代の潜水艦探知技術は、潜水艦自体が発する音を『聴く』ことにより潜水艦の位置を特定する技術が進歩しているため、潜水艦側は自分の存在が仮想敵国に探知されているのかどうかはまったく判りません。
1,2年前でしたか、中国の宋級潜水艦がアメリカの空母キティーホークの傍に浮上して見せて世界を驚かせましたが、一説にはアメリカ側も位置を特定していたにも関わらず、どの時点で発見したのかを中国側に把握させないために、故意に無視したと言う説もあります。(個人的には、かなりの接近されるまで気づかなかったのでは、と思っていますが。)
いずれにしても潜水艦は、自艦の存在がばれているのかいないのか判らないのです。軍としては、可能な限りいつ、どのような方法で捕捉されたのかを知ることはとても重要なことです。
ただこの侵犯事件に就いては、ご指摘どおり旧式の『漢』級を使用しています。ここから推測できることは、『漢』級が実戦で使用できるほどの秘匿性をまだ持っているのか、万一ばれた場合の日本政府、自衛隊の対応はどうか、どちらかと言うと後者を知りたかったのだと思います。意地の悪い見方をすれば、だから『漢』級を使ったとも言えます。最悪拿捕されてもあまり痛くないでしょうから。
海上自衛隊も、本音は探知したことは公表したくなかったようですが、誰かが故意に一部の政治家、新聞社に情報を流して大騒ぎさせ、自衛隊の探知能力を公表させてしまいました。中国海軍としては得るものは大きかったと思いますよ。
私としては、これは中国軍がしかけた情報戦の一種だと思います。そう言う観点から言うと日常的な平時の軍の作戦でしょうから、「悪意を持った侵入行為」と言えるかどうかは、それぞれの見解に依るところが大きいでしょう。
ただ日本側にしてみれば、大掛かりで挑発的な偵察行動の可能性が大きいわけですから、「悪意を持った侵入行為」と非難する権利はある、と思います。先ほどもパンダ氏にレスしましたが、航法装置に故障のある潜水艦が何故潜航したまま母港に戻れたのでしょうね?
>じゃ、浮上不能、他の通信反応も一切不能の場合はどうするの?<
潜水艦は、自力で浮上不能(つまり沈没)になった場合の為に、SOS発信装置を載せた一種の浮を装備しています。もし自力浮上が不可能となった場合は、直ちにこの装置を射出するでしょうね。まぁ他国の領海で座礁してこれを打ち出す羽目になったら艦長は自殺したい気分でしょうが。
>「悪意を持った侵入行為か」?<
潜水艦の侵入目的に就いて軍事的な側面から考察してみましょう。
ちょっと潜水艦の話しから離れますが、時々中国やロシア、北朝鮮の軍用機が日本の防空識別圏に近づいてきて、ぎりぎりのラインを飛んだり時には侵入したりします。(防空識別圏は、領空では無いので当然国際法には違反しません。)
これは、日本の戦闘機がどれくらいで飛んでくるか、どこからレーダー波が来るのか、周波数は何を使っているのか、を知るためです。
さて話しを潜水艦に戻しますが、現代の潜水艦探知技術は、潜水艦自体が発する音を『聴く』ことにより潜水艦の位置を特定する技術が進歩しているため、潜水艦側は自分の存在が仮想敵国に探知されているのかどうかはまったく判りません。
1,2年前でしたか、中国の宋級潜水艦がアメリカの空母キティーホークの傍に浮上して見せて世界を驚かせましたが、一説にはアメリカ側も位置を特定していたにも関わらず、どの時点で発見したのかを中国側に把握させないために、故意に無視したと言う説もあります。(個人的には、かなりの接近されるまで気づかなかったのでは、と思っていますが。)
いずれにしても潜水艦は、自艦の存在がばれているのかいないのか判らないのです。軍としては、可能な限りいつ、どのような方法で捕捉されたのかを知ることはとても重要なことです。
ただこの侵犯事件に就いては、ご指摘どおり旧式の『漢』級を使用しています。ここから推測できることは、『漢』級が実戦で使用できるほどの秘匿性をまだ持っているのか、万一ばれた場合の日本政府、自衛隊の対応はどうか、どちらかと言うと後者を知りたかったのだと思います。意地の悪い見方をすれば、だから『漢』級を使ったとも言えます。最悪拿捕されてもあまり痛くないでしょうから。
海上自衛隊も、本音は探知したことは公表したくなかったようですが、誰かが故意に一部の政治家、新聞社に情報を流して大騒ぎさせ、自衛隊の探知能力を公表させてしまいました。中国海軍としては得るものは大きかったと思いますよ。
私としては、これは中国軍がしかけた情報戦の一種だと思います。そう言う観点から言うと日常的な平時の軍の作戦でしょうから、「悪意を持った侵入行為」と言えるかどうかは、それぞれの見解に依るところが大きいでしょう。
ただ日本側にしてみれば、大掛かりで挑発的な偵察行動の可能性が大きいわけですから、「悪意を持った侵入行為」と非難する権利はある、と思います。先ほどもパンダ氏にレスしましたが、航法装置に故障のある潜水艦が何故潜航したまま母港に戻れたのでしょうね?
これは メッセージ 63086 (jm_s1960 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019566/cf9q_1/63103.html