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離陸・上昇・・その途上

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2006/10/02 20:27 投稿番号: [59757 / 66577]
どう言ったら分かるのか?   どう説明したらよかろうか?
これでも、いろいろ考えているのだ。

つい最近、ボクは一週間ばかり雲南省の各地を歩いてきた。
往きに3回、帰りに3回、合わせて6回、飛行機に乗った。
6回離陸して、6回着陸したことになる。

誰でも経験がある。飛行機に搭乗して座席に坐ると、「ベルトをしめてじっとしていろ。許しが出るまで、そこから動くな。パソコンだめ、ケイタイだめ。言うこと聞いて、おとなしくしてなさい」と言われるだろう。

そう言われなくても、言われたも同然で、ボクの自由はしばらく制限。
滑走路の端から、エンジン全開で飛行機はトコトコ走り出す。やがて、ヨッコラショッと飛び上がり、ブンブン・ガタガタ、全力尽くしてひたすら上昇。高度を上げて、水平飛行になるまでは、機内の誰しも身動きできない。機長がそれを許さない。それが常識、誰も不満には思わない。

さて、前世紀の80年頃、中国では改革開放が始まり、経済の成長を目指して滑走路をトコトコ走り始めた。ようやく浮き上がり、今なお、ひたすら上昇中。発展途上の国なのだ。

国も飛行機も同じだろう。離陸して上昇途中は一番大変、一番緊張の時だろう。そこで何かトラブルがあれば、たちまち失速して墜落の危機に直面する。離陸して上昇途中に余計なことがあっては困るのだ。

離陸のとき、横風が吹いても危ない。バカ鳥がエンジンに跳び込んだら、たちまち失速して墜落だ。間抜けのウサギが滑走路に跳びだしても、そんなのひき殺して前進するしかないだろう。

90年の天安門事件。今にして思えば、離陸直後に巻き起こった大旋風。あそこで怯(ひる)んで妥協したなら、中国は失速して墜落したかも知れない。

飛行機は、まだまだ上昇途上。機内の乗客は座席に縛り付けられて、身動き取れない、自由がない。
今の中国、自由がない、民主主義がない・・と非難されるが、譬(たと)えていうなら、発展途上は何処でもそんなモンで、それが常識ではないのか?

何(いず)れの日か、水平飛行になって安定したら、座席を離れて自由にうろつけ。スッちゃんとお喋りするのも、珈琲飲むのも「ご勝手に」と言うだろう。

パイロット(政治指導者)は言うだろう。今は我慢、我慢でひたすら上昇。
そのうち安定して余裕ができたら、急降下でも宙返りでも何でもやって見せてやる。・・と。
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