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お話・・少年易老学難成

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2006/06/16 17:15 投稿番号: [56103 / 66577]
押入れの中を整理していたら掛け軸が1本出てきた。
あらまぁ・・懐かしや!

1990年頃だったか、僕ん家(ち)のお坊ちゃま(息子)は、まだ小学生だった。
中国のそこかしこ、お土産店には書画や骨董がいっぱい並んで売っていた。
ボクは、そこで掛け軸を1本買い、中国のお土産として、それを息子に渡した。

掛け軸には、小学生でも読み取れる、美しい楷書で漢詩が書かれている。

     「偶   成」     朱熹

    少年易老学難成
     一寸光陰不可軽
      未覚池塘春草夢
       階前梧葉巳秋風


   少年老いやすく、学成り難し
    一寸の光陰、軽んずべからず
     いまださめず、池塘(ちとう)春草の夢
      階前の梧葉(ごよう)、すでに秋声

これだけじゃ、小学生のお坊ちゃまは、何のことやらチンプンカンプンで、さっぱり意味が解からない。
・・と云うことで・・
ボクが詩の訳をつけてあげました。

  これこれ坊や、お嬢ちゃん
  ぼんやりしてるとオジンになるよ、オバンになるよ
  勉強なかなか結果が出ないね、
    ちょっとの時間も無駄にしちゃダメ、
  若さに甘え、うつらうつらと夢見てばかり
  ハッと気がつきゃ、秋の風吹き、
    やがて人生、お終(しま)いよ・・

中国に行ったら、お土産店でこの詩の掛け軸を買い、小学生ぐらいの子供や孫にこの訳文を添えて贈ってあげてね。
どうかしら?   多分、子供は全然喜ばないと思うけど・・。

我が家では、「この詩をしっかり暗誦して、ちゃんと書けるようになったら、お小遣いあ〜げる」と言って覚えさせたんだけど、
今でも、まだ憶(おぼ)えているかしら?
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