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晏子の論法でイチコロ

投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2006/02/23 00:47 投稿番号: [52525 / 66577]
晏子(晏嬰)は春秋の時代、孔子と同じ時代の人で斉(せい)国の宰相。
その晏子が国王の使いをして南方の楚の国を訪れました。

楚の国王は、そこで晏子、延(ひ)いては斉国を侮辱してくれようと一計を案じます。
一計とは・・?
賓客をもてなす酒宴の席に、役人2人が1人の男を縛り上げて通りかかりました。
国王が「その男はどうしたのだ?」と訊(たず)ねると、役人は答えて言います。
「この男は斉国の者で、盗みの罪で捕まりました」と。

楚の国王は晏子を見つめながら
   「斉国の人は盗みが得意なのか?」と言います。
これにより晏子を侮辱しようとするのです。

晏子は反論して言います。
  「聞くところ、橘(キツ・・たちばな)は淮河の南の南方では『橘』ですが、北の北方に行くと『枳(からたち)』になります。同じ木で葉はそっくりでも、その実の味は全然違います。
それは、どうしてでしょう?
それは北方と南方では水土(風土)が異なるからです。

もともと、斉の国に生まれて盗みなどしない善良の民が、今、楚の国に来て盗人となってしまうのは、楚国の風土が盗人を作り出すからに他ならないでしょ・・」と。

楚の国王は苦笑しながら
   「侮辱してからかうつもりが、反対に1本取られてしまった」と言ったとさ。

このお話は、「晏子春秋」と云う本の「第六巻内篇雑下第六」にあるのです。中国人なら十歳の孺子(こども)でも知っている説話。

そして、この「晏子の論法」は中国人が何か反論する場合、型どおり、お決まりの論法になっているのです。

例えば、中国人が日本で何か罪を犯したような場合、日本人がそれを侮辱しようとして「中国人は犯罪者になりやすいのか」などと言って責めるなら、中国人は必ず「日本社会こそが犯罪者を作り出す環境なのだ」と言い返す。

これは中国人にとっては理にかなっており、「晏子の論法」に従って言うなら当然、中国人の「勝ち〜」なのよね。

日本人が言い出す場合、楚の国王と同様、相手の中国を侮辱してやろうと云う邪(よこしま)の意図が見え見えだから、「晏子の論法」そのままに、軽々と言い返されてしまう。

中国人の意識の背景にある古典の素養。気がつかなければ日本人が無教養と云うことになって、情けない。

晏子将至楚、楚聞之、謂左右曰:「晏嬰、斉之習辞者也。今方来、吾欲辱之、何以也?」・・・・・
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