▼ 中国が求める≪地域覇権≫の脅威
投稿者: hannichi_to_aikoku 投稿日時: 2005/09/24 10:08 投稿番号: [44031 / 66577]
中国の将来は日本の安全保障、アジアの覇権に関わるのみならず、21世紀の世界秩序に関
わる問題として、日米共通の最大の戦略課題である。
まず、中国の脅威をどう見るかが重要である。一方に中国経済の急激な拡大は、日本、ア
ジアのみならず、米国や世界経済にも利益をもたらしている。クリントン政権時代の政策
は中国への軍事的関与を続けながら、市場経済を浸透させてゆけば、世界経済との相互依
存の中で、中国は責任ある大国として振舞うだろうというものであった。中国の将来につ
いては、大きな政治的変動もあるという見方もある中で、ブッシュ政権はこのような政策
を継承しながらも、中国の急激な軍事力の拡張、特に予想を上回る核やミサイルの発展に
は警戒をしていると思われる。2004年の安全保障戦略では米国への軍事挑戦国には挑戦を
やめるよう「説得する」ことになっているが、どのような戦略・方法があるのか。
中国の対外政策の柱は反覇権、核を持つ自主独立、平和五原則による内政不干渉であるが、
その目標はアジアでの地域覇権の実現であり、勢力の拡大である。中国は軍事的支配の上
に漢民族、漢文化による同化により、拡大膨張を行ってきたが、それは長い歴史の戦略で
ある。現在の中国の発展も西側の技術と資本によるもので、中国独自のものではない。そ
の点、中国は旧ソ連と異なり、世界国家を目指すイデオロギーの力はない。したがって、
米国の干渉できない地域覇権を実現し、拡大するのが中国の国家目標と考えられるが、台
湾はそのような地域覇権を目指すうえで極めて重要な戦略目標である。
台湾が現体制下の中国に「回収」された場合には、東アジアの政治、軍事、経済に大きな
影響が及ぶことが想定される。中国は台湾を海洋進出の突破口として海空軍基地を強化す
ることが予測されるが、その場合、米国の太平洋における防衛線は大きく後退し、日本や
韓国、東南アジア諸国の安全保障にも甚大な影響を及ぼすことになる。台湾の安全保障へ
の積極的な関心と関与は世界秩序の上からも重要である。
また中国の地域覇権の実現は世界秩序の多極化を意味する。欧州諸国の中には中国の地域
覇権を容認する国があるが、それは世界の政治、安全保障体制、通貨・経済体制にも甚大
な影響を及ぼす。アジアは極めて不安定になり、中国と日本、インド、ロシアとの関係も
流動化し、不安定となる可能性が強い。
以上の状況の中で、一方では米国の「関与と拡大政策」の効果がいかに中国を変えていく
かを見守り、他方で「抑止と紛争対処」の機能を高めて、関与を続けつつも、地域覇権の
野望を抑止することが肝要である。
米国は特に核と宇宙での戦いの優位を保つとともに、中国の航空優勢、海上優勢を拒否す
る体制を保とうとしている。日本も米国との連携を強め、空と海での優位を維持し、抑止
機能を維持しなければならない。また、中国のミサイル、宇宙、核、空軍、潜水艦などの
動向に関する情報を集約するとともに、日米の戦略対話を強化し、共通の認識を深めるこ
とが重要である。また、豪州やインドとの戦略対話など連携を強化する必要がある。
わる問題として、日米共通の最大の戦略課題である。
まず、中国の脅威をどう見るかが重要である。一方に中国経済の急激な拡大は、日本、ア
ジアのみならず、米国や世界経済にも利益をもたらしている。クリントン政権時代の政策
は中国への軍事的関与を続けながら、市場経済を浸透させてゆけば、世界経済との相互依
存の中で、中国は責任ある大国として振舞うだろうというものであった。中国の将来につ
いては、大きな政治的変動もあるという見方もある中で、ブッシュ政権はこのような政策
を継承しながらも、中国の急激な軍事力の拡張、特に予想を上回る核やミサイルの発展に
は警戒をしていると思われる。2004年の安全保障戦略では米国への軍事挑戦国には挑戦を
やめるよう「説得する」ことになっているが、どのような戦略・方法があるのか。
中国の対外政策の柱は反覇権、核を持つ自主独立、平和五原則による内政不干渉であるが、
その目標はアジアでの地域覇権の実現であり、勢力の拡大である。中国は軍事的支配の上
に漢民族、漢文化による同化により、拡大膨張を行ってきたが、それは長い歴史の戦略で
ある。現在の中国の発展も西側の技術と資本によるもので、中国独自のものではない。そ
の点、中国は旧ソ連と異なり、世界国家を目指すイデオロギーの力はない。したがって、
米国の干渉できない地域覇権を実現し、拡大するのが中国の国家目標と考えられるが、台
湾はそのような地域覇権を目指すうえで極めて重要な戦略目標である。
台湾が現体制下の中国に「回収」された場合には、東アジアの政治、軍事、経済に大きな
影響が及ぶことが想定される。中国は台湾を海洋進出の突破口として海空軍基地を強化す
ることが予測されるが、その場合、米国の太平洋における防衛線は大きく後退し、日本や
韓国、東南アジア諸国の安全保障にも甚大な影響を及ぼすことになる。台湾の安全保障へ
の積極的な関心と関与は世界秩序の上からも重要である。
また中国の地域覇権の実現は世界秩序の多極化を意味する。欧州諸国の中には中国の地域
覇権を容認する国があるが、それは世界の政治、安全保障体制、通貨・経済体制にも甚大
な影響を及ぼす。アジアは極めて不安定になり、中国と日本、インド、ロシアとの関係も
流動化し、不安定となる可能性が強い。
以上の状況の中で、一方では米国の「関与と拡大政策」の効果がいかに中国を変えていく
かを見守り、他方で「抑止と紛争対処」の機能を高めて、関与を続けつつも、地域覇権の
野望を抑止することが肝要である。
米国は特に核と宇宙での戦いの優位を保つとともに、中国の航空優勢、海上優勢を拒否す
る体制を保とうとしている。日本も米国との連携を強め、空と海での優位を維持し、抑止
機能を維持しなければならない。また、中国のミサイル、宇宙、核、空軍、潜水艦などの
動向に関する情報を集約するとともに、日米の戦略対話を強化し、共通の認識を深めるこ
とが重要である。また、豪州やインドとの戦略対話など連携を強化する必要がある。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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