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国有は私有の一形態です。

投稿者: assocy 投稿日時: 2005/06/28 00:11 投稿番号: [37882 / 66577]
横レス失礼します。

生産手段の所有形態は、副次的な問題で、共産主義革命の焦点ではありません。肝心なことは、人間生活の根幹である労働過程が「自由で公正」に営まれることです。

ですが、ここでは所有の問題について一言。

私有とは排他的所有のことです。所有主体が国家であっても、その処分・運用の決定権がこの「国家」という社会の特定部分によって占有されているなら、私的所有です。そして事実、国有とは政府所有のことに他ならず、今書いた意味での排他的所有=私的所有の一種でしかありません。したがって、生産手段の政府所有を第1の国是としていたいわゆる「社会主義国」は、生産手段の私有を認めていたのであり、なおかつ労働者は、自分の労働力を、この生産手段の私的所有者たる政府に商品として売っていたのですから、暦とした資本主義国だったのです。ただわれわれの資本主義と比べても、きわめて異様な独裁的抑圧的な資本主義ではありましたが。

普通の資本主義には、一国経済全体を覆いつくすような官僚独裁はありませんが、しかし、個々の企業を見れば官僚独裁です。労働遂行者は、生産手段の支配者に自分の労働力を売って、彼が携わる労働過程も丸ごとこの支配者の支配するところとなっているからです。そこでは、自由と公正が消失する事態が少しも珍しいことではありません。

ソ連などの国家資本主義国では、この資本家的支配が国家的規模で遂行されていたのです。

自由な共産主義がありえないのではなく、自由でない社会が共産主義であるはずがないのです。
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