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朝日新聞/mo@china/莫 邦富より

投稿者: wmbyq010 投稿日時: 2003/12/15 01:26 投稿番号: [3305 / 66577]
「ひれ伏す獅子」では…


  「覇道」。日本語にも、中国語にもある二字熟語だ。

  日本語での語義は、「仁徳によらず、武力・権力・謀略によって天下を支配する政治のやり方」(三省堂「新明解国語辞典」)。その反対語が王道である。

  もともと中国から伝わってきた言葉なので、もちろん中国にも同じ用法がある。だが、現在の中国では形容詞として使われることが多い。どの中日辞典にも「横暴だ」と説明がある。「横行覇道」という四字熟語もある。「横暴な振る舞いをする」(小学館「中日辞典」)という意味だ。

  どう見てもプラスの意味がないこの語を、なんと四輪駆動車の車名に採用した日本メーカーがある。さらにすごいことに、その広告のなかに、日本語に訳すと「『横暴』だ。尊敬せずにはいられない」という意味の、たまげたキャッチコピーをつけた。

  それでも「横暴さ」に物足りなさを感じたらしく、「覇道」の走行風景には、中華街の獅子舞でおなじみの、中国文化の象徴でもある獅子に敬礼させたり、ひれ伏すような格好をさせた絵まで入れた。

  この広告が雑誌に掲載されるやいなや、中国の民衆の強い反発を招き、インターネット上でメーカーの北京事務所へ「集団抗議に行こう」という呼びかけが沸き起こった。

  雑誌社はすぐに謝罪し、広告掲載を中止すると発表。広告制作会社も慌ててわびた。メーカーも2日遅れて「中国を侮辱する意図は全くない」と弁解しつつ、非を認め、広告を撤回した。

  世界的に評判が高いこのメーカーは、中国へ正式に進出してわずか1年で地雷を踏んでしまった。悪意でこの広告を出したとは私も思わない。

  しかし、「覇道」という言葉を車名にした点からみて、社内のチェック機能はあまり働いていなかったようだ。

  海外でビジネスをする場合、まずはその国の文化を謙虚に学ぶということを、くれぐれも忘れないでほしい。
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  トヨタは中国進出の出鼻を挫かれた。致命傷になるかもしれない。

  中国人は覇道が嫌いで、王道が好きだ。王道は仁徳であるからこそ人々に慕われ尊敬される。確か、孫文が蒋介石に説教した事があるな・・・。

  中国の北朝鮮の核問題での六カ国協議の仲介役は当に王道的手法だ。米国のイラク問題での覇道手法と対極を成すと言える。
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