日本式ODAと西欧式ODA
投稿者: nettle33 投稿日時: 2005/02/13 17:55 投稿番号: [24136 / 66577]
「情けは人のためならず」、この諺が経済援助のあり方を考える場合のキーワードになっているという。
アフリカ諸国が独立した1960年当時、東アジア諸国の一人当たりGDPはサハラ砂漠以南の国々と大差なかった。
その後、アフリカは低迷し、東アジアでは経済の奇跡が起き、韓国、タイ、マレーシアなどが先進国や中進国になり、中国はG7にゲストとして招請されるようになった。
東アジアでの日本式ODAではインフラ整備に的を絞り、返済義務がある借款形式が多かったため援助資金が効率よく廻り、被援助国の経済基盤を育てて産業の芽を大きく膨らませることになった。
一方、西欧式の援助は、善意から発していることは疑いないとしても、恒常的に援助に依存する貧困人口の拡大を再生産し続けているのが現状だ。
ここで冒頭の諺に戻ると、本来は「人に情けをかけておくと、めぐりめぐって自分にもよい報いがある」という意味だが、今風の解釈では「情けをかけ過ぎると、かえって相手のためにならない」という意味だという人がいる。
東アジアの現実を見るかぎりでは、今風の解釈に軍配を上げてもよさそうだ。
ODA卒業について、中国には異論もあるようだが、このような見方もあることを紹介しておく。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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