「狐の問い掛け」への答え
投稿者: nettle33 投稿日時: 2004/11/21 14:53 投稿番号: [15848 / 66577]
狐は千年の修練をした後、人間になろうとする。
しかし、本当の人間になるには、男の承認が必要である。
美人の姿に化けた狐は道端に立ち、通り過ぎる男に聞く。
「私は人間に見えるのでしょうか」と。
もし、男が「いいえ」といえば、さらに千年修練しなければならない。
これは、台湾生まれの女流作家、リー・アンの小説に登場する寓話だ。
小説は台湾に生まれ12歳で身売りし、紆余曲折を経て上海に渡って政治運動に接近、台湾民主同盟主席として新中国の要職に就いたが、反右派闘争で失脚、文革中に迫害を受け1970年に北京で69歳の生涯を閉じるという数奇な運命をたどった、台湾近代史に実在した謝雪紅を主人公にしている。
引用した狐の寓話は、自立する女性のアレゴリーとも読めるが、狐の切ない問い掛けに台湾の運命が重ねられていると解釈することもできる。
私は、躊躇うことなく「人間に見える」と答えるが、皆さんはこの問い掛けになんと答えるだろうか?
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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