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アイリス・チャンの鬱病と中国人社会

投稿者: lu_xun_1900 投稿日時: 2004/11/19 19:45 投稿番号: [15768 / 66577]
Iris Changは1997年に「The rape of Nanjing」を出版した後、2003年に「The Chinese in America」という本を出版している。

この「アメリカの中国人」という本は中国系移民の話で、アメリカ社会の中国系移民に対する偏見の告発のような本と思える。

これに対し、Susan Jakesという中国通が、2003年8月11日号のTIME ASIA版の書評欄で、極めて辛らつな批評を書いている。

Jakesは2003年6月に「China's Hostages」という現代中国の人権問題を扱った単行本をTIME社から出版しており、また、TIME誌などに中国関係の寄稿が多く、、かなりの中国通である。
http://www.time.com/time/asia/magazine/article/0,13673,501030811-472902,00.html

さて、この批評の中で、Jakesは「The Rape of Nanjing」でのChangに対しては「人間の細部までみる良い眼と上手な話術を備えた物語作者」と評している。注目に値するのは、「storytellerとか narrative」とだけ評している点で、ノンフィクションで一番重要な「事実の解明」あるいは「事実への切り込み」といった「内容」に関してのコメントではないことである。要するにJakesは「The Rape of Nanjing」を「物語」として捕らえていると思える点である。これは日本での強い批判を踏まえてのことと考えるのが妥当であろう。、

そして、「The Chinese in America」では、ChangのStorytellerとしてのよい面は消えて、アイデンティティに関する政治的な金切り声の説教や、過度のロマンティック(現実遊離の夢想するような?)な旅行ガイドのようなもので、大変失望したとしている。

Jakesは歴史認識におけるTibet,Uighurなどや、満州族清朝による漢民族征服などに対するChangの基本的な矛盾・誤りを指摘し、こうした、不正確な歴史認識に基づく、恣意的な誤った解釈の公表の危険性を厳しく警告している。

そして、Changの「告発の公平さ・正確性など」が「歴史の身勝手な恣意的解釈」に基づくもので、この本自体(つまりChang自身)が、米国社会が中国人に対し偏見を持たざるを得なかったことを、いみじくも証明している、といった意味の、大変辛らつな結論をつけている。

これは、たまたま、Jakesの現代中国に対する告発本の発刊と、Changの米国社会での中国人に対する偏見の告発本の発刊の時期が近かったため、Jakesの現中国政府に対する批判がChangにも鋭くくけられたような格好になっているが、Pointは米国人Jakesが米国社会に対するChangの告発を感覚的に「被害妄想」「捏造」などと感じていると思える点である。

Jakesからすると「Changは基本的に中国を理解していない」ということである。Changは米国社会の人種偏見を告発しているが、中国はTibet、Uighur、Mongolなど少数民族を弾圧しており、中国人民の人権をも弾圧している。こうした事実に目をそむけ、一方的に150年も前の、奴隷制度のあったころの米国社会での人種差別・偏見を、中国人だけが被害者であるかのように誇張して、今日にダブらせて告発するのは「片腹いたい」ということなのだと思える。

不正確で、誤った情報を元に、事実を捏造し、他人を大声で誹謗するというパターンは、Chang限らず、掲示板に現れる某国人阿Q連の発言を見れば同様で、基本的に家族・親族を通して伝えられる民族性なのであろう。

Changに代表される米国の中国人社会の、社会に対する基本的考え方、事実認識、思考方式、発言方法などの基本的社会認識が、余りに自己中心過ぎて、公平性を欠き、米国のインテリ層から嫌われているということである。   これは米国に限らず、日本を含む多くの国においても同様である。

Jakesの書評は、大変強烈で、Changのノンフィクション作家としての基本的資質に疑問符を投げかけ、外国に対して無知な一般米国人を騙す、詐欺行為のようなものと批判しているわけで、米国社会でのChangの作家生命を失わせかねないほどのものであったように思える。この批評はChangの内面に強く突く刺さり、Changのうつ病の大きな原因になっていたように考えられるのである。

この訴追状はChangだけに発せられたものではなく、中国人全体に発せられた訴追状であろう。
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