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普通の日本人は

投稿者: anonebikasisugi 投稿日時: 2004/09/26 17:01 投稿番号: [12201 / 66577]
おしるこのルーツに思う」

私が当時経営していた工場のあった場所は、広東省肇慶市、昔は端渓と言われ、「端渓のすずり(硯)」で有名な街でした。
10数年前に初めて工場建設の為に訪問した時には「抗日戦争を忘れるな」、「日本軍国主義を許すな」などの横断幕が街中に多数見られたのですが、私たちが工場進出を決めると、一斉に反日横断幕が見事に無くなりまた。訒小平の開放政策、経済優先政策が進行していた時代ではありましたが、その柔軟性と政策の徹底には感心しました。旧日本軍の司令部跡は、共産党の施設として使われており、磨耗してつるつるになった石造りの階段と、その日本風の建物に歴史を感じたものです。

広東省肇慶市は、香港より150Kmほどの所に位置し、7つの湖がある事から小杭州とも呼ばれる観光地でもあります。こんな田舎にも、日中戦争の時の日本軍の指令所跡がありました。

私はよくその近くの食堂で好物の飲茶料理を食べたものでした。その日も、食べ過ぎて出張の度に体重が増えないように気をつけながらも、いつものように心安らかに料理を楽しんでいました。最後にデザートとして小豆料理が出てきたのですが、南国広東省といっても12月にもなると気温は5度近くまで下がってきており、温かい小豆のスープの淡い甘さはとても心地良いものでした。

「待てよ。これはおしるこだ。そうか。日本軍が居た時、おしるこを教えたのか。なるほど。白玉のようなものまで入っている。日本軍も良いことだってやったのだ」 と真面目に思いました。

店の人に「これは日本独特のものだけど、日本の軍人から習ったのかい?」と聞くと「これは、中国に1000年以上前からある。小豆のものだけでなく、緑豆で作ったもの、黒い豆で作ったもの、赤い豆のものなど、いろいろあるよ。日本でも食べるのかい?」と言われました。何の根拠もないのですがおしるこは日本にしかないと夢にも疑っていなかっただけに、強烈なカルチャー、ショックでした。たかがおしるこ如きでカルチャーショックとは大袈裟であると思わないでもないのですが、全く疑っていなかった事が全面否定される事はそんなにある訳ではないので、本当に驚きました。考えてみればおしるこのような、比較的素朴な食べ物が日本の何倍も長い歴史のある中国にあるのは当然なのかもしれません。

その余韻を抱き日本に戻り、子供の頃から長く日本に住んでいる中国人の友人に聞いてみました。話によれば、確かに、味噌、醤油、納豆、豆腐など日本料理の基礎になっている食材の、ほとんどは中国からきているらしいのです。これはどうも仕方がない。歴史の授業でも習った事がある。刺身も海南島の人は食べているそうで、寿司のようなものもあるらしいのです。

「日本料理で日本独特と言うのは、塩からぐらいじゃないの?でも、日本人は、伝えられたものを、きめ細かく改良して、中国より良いものを創造してきている。これは、偉大な食文化だよ」と慰めてくれました。「塩からだけが日本のオリジナル」と言うのは右翼の人が聞いたら何と言うだろう。

その友人は「がっかりするかもしれないが、もう一つ、日本人が知らなければならない事があるよ。それは、日本の着物だよ」馬鹿を言え、着物は日本が世界に誇る日本人の創造性の塊だ。「着物の事を呉服と言うだろう。これは呉と言う国の服と言う意味さ。呉の国から日本に伝わったものだよ」   エッ!反論できない。言われてみればそうかもしれない。

おいおい、最近の中国の強烈な発展に自信喪失気味の日本人に、これ以上、自信をなくすような事は言わないでよと思いました。でも、日本と中国の関係がいかに近しいか、食べ物の面からも再認識しました。日本人の中には、根拠なく、アジアの国々に優越感を感じている人が多くいますが、日本文化の源は中国を中心としたアジアにある事は知っておくべきでしょう。これから日本は人口もどんどん減って、中国の世話になる事があると思います。今から仲良くした方だ良さそうだ。
http://www.labros.co.jp/ceovoice2003.htm#11-3
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