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スマイルカーブに泣く中国

投稿者: nettle33 投稿日時: 2004/09/20 15:07 投稿番号: [11340 / 66577]
製品の川上から川下へいたる業務プロセスごとの付加価値は、スマイルカーブと呼ばれる。

このスマイルカーブでいえば、中国が持っている強みは、その顎にあたる部分にある。

付加価値の高い川上(研究開発・主要部品の生産)と川下(販売・アフターサービス)とは対照的に、中流にあたる組み立ては各工程の中でも最も付加価値の小さい工程である上、競争が激しくなる中で益々儲からなくなっている。

2003年、中国の輸出が4000億ドルを超え、その55%が加工貿易に分類される。「両頭在外」という表現に象徴されるように、加工貿易は川上と川下は海外に大きく依存する。

たとえば衣料品のユニクロで見れば、最も付加価値の高いデザインや意匠、販売といった分野には中国は関与せず、中国は縫製などに特化している。

ユニクロの各店舗で1000円で販売されているフリースのうち、中国で付けた付加価値は100円程度だとされる。

冷戦の終焉や経済のグローバル化に伴って、労働集約的な製造工程の担い手が中国に限らず、東ヨーロッパやASEAN諸国、中南米といった発展途上国に広がった結果、中間工程における付加価値は低下し続けている。

農業において、作物が取れすぎたために価格が下がり、農家の収入がかえって少なくなることを「豊作貧乏」というが、現在の中国では同じような現象が起きている。

実際、中国が四半世紀にわたって9%という高成長を遂げてきたにもかかわらず、労働者の平均月収は現時点でも100ドル前後にとどまっていることからも、その果実が国民に十分にいきわたっていないことが伺われる。

出典:http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/ssqs/040116ssqs.htm
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