中国が『内政干渉』という言葉に怒った理由
投稿者: zisenn 投稿日時: 2005/05/27 22:16 投稿番号: [178 / 364]
自民幹事長が中国当局と交渉した際に、靖国参拝への抗議に関して『内政干渉あたると言う人もいる』と発言したところ、中国側の担当者が激しく怒り出し、幹事長が発言を撤回したと報道された。
中国側はなぜ『内政干渉』という言葉に激しく反応したのか?それは『内政干渉』という日本側の抗議が、日中交渉の原理原則に関わるものだったからだろう。
中国側の思考パターンとして、原理原則を重視する特徴がある。例えば相手国と交渉する際にも、先ず始めに『一つの中国』といった原理原則を相手に対して打ち立てる。それからその原則を根拠にして自分達の個別の要求を正当化していく。
言い換えれば、相手国との外交交渉を試合(ゲーム)として考えるならば、中国が掲げてくる原理原則は試合のルールと捉えることが出来る。つまり、中国側は交渉の枠組み(原則)を自分達がつくり上げることで、その後の外交交渉のイニシアチブを取っていくという思考パターンを常に持っている。
こういった中国の思考を前提に考えれば、自民幹事長の『内政干渉』という発言になぜ中国側が激しく反応したのが分かるように思う。例え日本政府が中国教科書の記述について抗議しても中国側はここまで怒らない。南京大虐殺の被害者数にクレームを付けたって、細かい数値に関して彼らは驚くほど無頓着だ。
しかし、こと交渉の原理原則に関わることには中国は過剰に反応する。なぜなら、日本側が交渉の原則を提示し、それを中国が飲むようなことがあれば、その後の外交交渉の主導権を日本に握られることになると中国は考えているからだ。
そして自民幹事長は奇しくも『内政干渉』という発言で中国側に原理原則を提示し、中国側の主張を原則論で否定するという、中国政府が最も恐れていることをやろうとしてしまった。つまり中国側の痛いところを偶然にも突いたからこそ中国当局者が激怒したのだろう。しかし発言した当の幹事長は、自分の発言の意味合いが分かっていなかった。
中国は日本人が考える以上に論理や思考の筋道を大事にする。大事にするというよりも、むしろ論理や筋道を道具にして相手をねじ伏せ中国の主張や実力行使を正当化することを常套手段としている。
だからこそ『内政干渉』という原則論を盾にして、靖国参拝への抗議を突っぱねようとするやり方を、日本人が考える以上に中国側は嫌がっている。自民幹事長は偶然にも相手の急所を突いていたのだろう。
だが残念なことに、中国側の猛烈な反発を受けて幹事長は『内政干渉』発言を撤回してしまった。恐らく深い考えも無く、中国との関係悪化を恐れた、というのがその理由だろう。
中国政府が激怒する時には必ずその理由がある。外交交渉において彼らが原理原則や論理を重視する以上、激怒の裏には必ず計算がある。単なる感情的な反発と言うのは先ず無い。いずれにしても『内政干渉』発言を撤回してしまった日本は、中国にしてやられたということなのだと思う。
シタタカに計算してくる中国、中国の意図が分からずお人好しな対応をする日本。でも結果的には収まるところに収まり、両国とも相応の利益を得ている。考えてみれば、戦後六十年の日中関係を象徴するような今回の交渉だったようにも思える。最後に韓国が便乗して日本政府になにやら言ってきたのも含めて(笑)
中国側はなぜ『内政干渉』という言葉に激しく反応したのか?それは『内政干渉』という日本側の抗議が、日中交渉の原理原則に関わるものだったからだろう。
中国側の思考パターンとして、原理原則を重視する特徴がある。例えば相手国と交渉する際にも、先ず始めに『一つの中国』といった原理原則を相手に対して打ち立てる。それからその原則を根拠にして自分達の個別の要求を正当化していく。
言い換えれば、相手国との外交交渉を試合(ゲーム)として考えるならば、中国が掲げてくる原理原則は試合のルールと捉えることが出来る。つまり、中国側は交渉の枠組み(原則)を自分達がつくり上げることで、その後の外交交渉のイニシアチブを取っていくという思考パターンを常に持っている。
こういった中国の思考を前提に考えれば、自民幹事長の『内政干渉』という発言になぜ中国側が激しく反応したのが分かるように思う。例え日本政府が中国教科書の記述について抗議しても中国側はここまで怒らない。南京大虐殺の被害者数にクレームを付けたって、細かい数値に関して彼らは驚くほど無頓着だ。
しかし、こと交渉の原理原則に関わることには中国は過剰に反応する。なぜなら、日本側が交渉の原則を提示し、それを中国が飲むようなことがあれば、その後の外交交渉の主導権を日本に握られることになると中国は考えているからだ。
そして自民幹事長は奇しくも『内政干渉』という発言で中国側に原理原則を提示し、中国側の主張を原則論で否定するという、中国政府が最も恐れていることをやろうとしてしまった。つまり中国側の痛いところを偶然にも突いたからこそ中国当局者が激怒したのだろう。しかし発言した当の幹事長は、自分の発言の意味合いが分かっていなかった。
中国は日本人が考える以上に論理や思考の筋道を大事にする。大事にするというよりも、むしろ論理や筋道を道具にして相手をねじ伏せ中国の主張や実力行使を正当化することを常套手段としている。
だからこそ『内政干渉』という原則論を盾にして、靖国参拝への抗議を突っぱねようとするやり方を、日本人が考える以上に中国側は嫌がっている。自民幹事長は偶然にも相手の急所を突いていたのだろう。
だが残念なことに、中国側の猛烈な反発を受けて幹事長は『内政干渉』発言を撤回してしまった。恐らく深い考えも無く、中国との関係悪化を恐れた、というのがその理由だろう。
中国政府が激怒する時には必ずその理由がある。外交交渉において彼らが原理原則や論理を重視する以上、激怒の裏には必ず計算がある。単なる感情的な反発と言うのは先ず無い。いずれにしても『内政干渉』発言を撤回してしまった日本は、中国にしてやられたということなのだと思う。
シタタカに計算してくる中国、中国の意図が分からずお人好しな対応をする日本。でも結果的には収まるところに収まり、両国とも相応の利益を得ている。考えてみれば、戦後六十年の日中関係を象徴するような今回の交渉だったようにも思える。最後に韓国が便乗して日本政府になにやら言ってきたのも含めて(笑)
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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