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>>『台湾海峡、波高し』

投稿者: aki_fumika 投稿日時: 2004/05/25 15:47 投稿番号: [2881 / 16409]
著者略歴

http://www.dupuy.jp/keireki.html

なりほろ。。。
で、これ、出てすぐ実は読んだのですが、分析が甘いと感じました。まあ、本として出版する以上、さまざまな制約がありますし、商業主義に乗らねばならぬ部分もありますので、ふーむこの程度か、というのが実感。こんな分析では、実際の戦争できないよ、というのが本音。これじゃ、軍事分析では食べていけないでしょ。


台湾関連の書籍というのは、Mitaさんならよくご存じでしょうし、Horseさんも感じておられると思いますが、そこそこ売れるんですね。で、日本の某傾向をもつ団体が買ったり、台湾関連の某団体が買ったりするわけで、元はとれるんです、よ。いい本と、いくない本の見分けも必要ですし。

Horseさんのおっしゃるとおり、ある程度のフィルターは最近出版されているほとんどすべての台湾関連の本には必要ですよ。台湾国内での出版物は言うに及ばずですが。。。

この程度の本を読むなら、Douglas Paalの論文を読んだ方がよほど頭がすっきりします、よ。
軍事分析でも政治分析でも、本や論文で出すなら、それなりのフィロゾフィーが必要です(アメリカで言うところのフィロゾフィーね)。
それが『台湾海峡、波高し』には皆無です。ですから、一流の分析でも論文でも本でもありません。
数値については、公表値と実際値の違いは天と地くらいありますし、数値で測るか、質で測るか、なかなかむつかしい問題です。
また、欧米ではよくやるのですが、それぞれの民族特有の「情緒的決断プロセス」を経ての「情緒的決定」をも相当に考慮しなければなりません(これなんかは、某ヘッジファンドでも分析していますよ)。

ま、あれが日本の自衛隊のレベルでないことを切に願っておりますが。
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