「統一」ではなく「統合」・・・
投稿者: nihao_aq_jp 投稿日時: 2009/05/04 04:04 投稿番号: [15644 / 16409]
根本的な誤りを指摘してみよう。これは恐らく盲点なのだろう。
言葉を探れば考え方(思考)が見て取れる。
「統一」についてである。中台関係を論じる場合、中国も台湾も、そして日本なども習慣的にこれを「中台統一」と言っている。
誰も「中台統合」とは言わない。
併合して一緒になるにしても、「統一」と「統合」ではそのあり方が根本的に異なる。
その違いを考えたことがあるだろうか? 意識したことがあるだろうか?
EUは「欧州連合」と訳されるが、そのEUが成立する際、それは「欧州統合」と呼ばれた。
間違っても「欧州統一」ではない。
「統一」とは一国になることを意味し、そもそも欧州の「統一」など不可能なことであり、あり得ない。
すでに通貨は共通のユーロとなり、国境の検問はなくなり、人々がEU域内を往来する場合、パスポートの提示さえも必要ない。
EUはそれ自体がすでに一国のようであるが、それでもEU域内に国境は厳然として存在するのであり、EU諸国は国家としての主権を放棄していない。
つまり、フランスはフランスでありドイツはドイツ。政府があり、議会があり、軍隊を維持している。
諸国にそれぞれの政府があり、議会があり、独自の文化・教育があり、軍隊がある。
主権のある諸国が統合され、そうしてEU(欧州連合)が成立したのだ。
中国の場合、あくまで「統一」にこだわり、「統合」と云う発想がない。
その昔、秦の始皇帝が六国(斉・楚・韓・・・)を滅ぼして全国を統一し、中国は秦の一国にまとまった。
漢の劉邦は楚漢戦争の後、六国を復活させることなく、一国のまま中央集権の政体を引き継いだ。
諸国を吸収・併呑(へいどん)して一国に統一する。
その「統一」こそが中国の理想であり、伝統スタイルであると云うのなら最早言葉はない。
だが、台湾を併合すると云うだけのことなら、「統一」に限らず「統合」と云う形をこそ念頭に置くべきなのだ。
EU諸国が統合されても、併(あわ)せて一国になったわけではない。
ドイツもフランスも、それぞれ主権を持った国家として存在している。
中国は台湾に対して独自の政府、独自の政治体制、独自の軍隊を認めている。
台湾の国家主権を奪う形で中台を統一し、台湾を中国の一部として塗り替えようとするなら、それは百年たっても不可能だろう。
主権を認める形で「統合」と云うのなら、それは比較的に容易であり、将来の可能性は大きいと言えるだろう。
これまで中国人の念頭には伝統的に「統一」と云う考えしかなく、「統合」の発想がない。
「統一」と云う考えしかないから、全てを大中華の鍋に放り込んで溶かそうとする。
チベットを同化して中華に造り替えようとするし、台湾を台湾として容認する度量がない。
「統一」の手法を棄てて、早く「統合」の手法に切り替えないと、中国もやがて行き詰まって百年の禍根を残すことになるだろう。
言葉を探れば考え方(思考)が見て取れる。
「統一」についてである。中台関係を論じる場合、中国も台湾も、そして日本なども習慣的にこれを「中台統一」と言っている。
誰も「中台統合」とは言わない。
併合して一緒になるにしても、「統一」と「統合」ではそのあり方が根本的に異なる。
その違いを考えたことがあるだろうか? 意識したことがあるだろうか?
EUは「欧州連合」と訳されるが、そのEUが成立する際、それは「欧州統合」と呼ばれた。
間違っても「欧州統一」ではない。
「統一」とは一国になることを意味し、そもそも欧州の「統一」など不可能なことであり、あり得ない。
すでに通貨は共通のユーロとなり、国境の検問はなくなり、人々がEU域内を往来する場合、パスポートの提示さえも必要ない。
EUはそれ自体がすでに一国のようであるが、それでもEU域内に国境は厳然として存在するのであり、EU諸国は国家としての主権を放棄していない。
つまり、フランスはフランスでありドイツはドイツ。政府があり、議会があり、軍隊を維持している。
諸国にそれぞれの政府があり、議会があり、独自の文化・教育があり、軍隊がある。
主権のある諸国が統合され、そうしてEU(欧州連合)が成立したのだ。
中国の場合、あくまで「統一」にこだわり、「統合」と云う発想がない。
その昔、秦の始皇帝が六国(斉・楚・韓・・・)を滅ぼして全国を統一し、中国は秦の一国にまとまった。
漢の劉邦は楚漢戦争の後、六国を復活させることなく、一国のまま中央集権の政体を引き継いだ。
諸国を吸収・併呑(へいどん)して一国に統一する。
その「統一」こそが中国の理想であり、伝統スタイルであると云うのなら最早言葉はない。
だが、台湾を併合すると云うだけのことなら、「統一」に限らず「統合」と云う形をこそ念頭に置くべきなのだ。
EU諸国が統合されても、併(あわ)せて一国になったわけではない。
ドイツもフランスも、それぞれ主権を持った国家として存在している。
中国は台湾に対して独自の政府、独自の政治体制、独自の軍隊を認めている。
台湾の国家主権を奪う形で中台を統一し、台湾を中国の一部として塗り替えようとするなら、それは百年たっても不可能だろう。
主権を認める形で「統合」と云うのなら、それは比較的に容易であり、将来の可能性は大きいと言えるだろう。
これまで中国人の念頭には伝統的に「統一」と云う考えしかなく、「統合」の発想がない。
「統一」と云う考えしかないから、全てを大中華の鍋に放り込んで溶かそうとする。
チベットを同化して中華に造り替えようとするし、台湾を台湾として容認する度量がない。
「統一」の手法を棄てて、早く「統合」の手法に切り替えないと、中国もやがて行き詰まって百年の禍根を残すことになるだろう。
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