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Re: 蒋友柏かく語り

投稿者: aki_fumika 投稿日時: 2007/05/25 13:44 投稿番号: [13656 / 16409]
蒋ファミリーと黒民党の複雑な関係を理解する必要があるやもしれません。
(友柏の母親や章孝厳のように蒋ファミリーに「外」から入ってきた連中とは全く違うということを先ずはご理解ください)

蒋介石と黒民党・党軍の関係は、蒋介石が断然独裁で党や党軍がひたすら仕えていたわけではなく、その関係は非常に危うい部分があった、というようなことを以前書きましたが(党軍の連中はいつでもクーデターを起こせるぞ、というような、まぁ、上をさほど上として見ていなかったということ〜勿論下っ端ではなく上の連中ですが。。。この伝統は今の台湾の国軍にもあります)

それが、蒋経国の場合はより鮮明になっていったわけ。特に党と蒋経国の関係ですね。いわば、ヘゲモニー党争で、党がかなりの力を有していて、蒋経国の言うことを聞かなかったりしたこともままあったわけ。

(ここあたりは、李登輝が総統就任時とその後も、党とのヘゲモニー党争が熾烈にあったので、それを思い起こすとよく分かると思います)


つまり、蒋経国の発言は党によって抑えられるか、党を考慮したものであったりもしたのですね。けして蒋経国も断然独裁ではない。党あっての蒋ファミリー、蒋ファミリーあっての党ではあるが、党・党軍が大きな存在であるわけです。

それが蒋経国の息子たち、さらにはその孫の世代となると、党がすでに上にあり、党に反する行為や発言はできなかったか封殺されてきた。いわば、党による蒋ファミリー飼い殺し状態が延々と今に続いているわけです。

ここあたりは、蒋緯国将軍の最晩年を思い起こすと、非常によく分かる。蒋ファミリーとしては尊重されるが誰も言うことを聞かないし、平気でバカにする党や軍の連中がいたわけです。さらに媒体も非道い扱いでした。

蒋経国→李登輝、の時に、宋美齢が非常に反対したという噂がありますが、ここあたり、蒋ありて大陸反攻の大義が成り立つ、というようにでも考えるとどうだろう?

宋美齢は、民国=台湾とは考えなかったろうし、それは蒋緯国将軍も同じようなものであったと思う。大陸反攻ではなく、かれらは、さらに将来を見据えた中国の将来を見ていたと思う。

ところが、蒋経国の最晩年は民国≒台湾だった。

そして、李登輝は民国=台湾であったわけ。

で、友柏。台湾あっての民国である、と言っている。注意しなくてはならないのは、これは民国=台湾ではない。

蒋ファミリーのレゾンデートルは民国であることはいまだに続いてるわけだ。


まぁ、友柏が新書発売などのビジネスのために話題作りをしたという見方もできますが、蒋ファミリーのレゾンデートルを犯してしまった連戦・馬尻・誤・黒民党と蒋ファミリーの関係も考えねばならないだろうし、父の代からの党からの異様な圧力でまともな発言さえできなかったことへの反発もあろうし。

ただ、よく噂としてある、蒋経国の息子がバカ息子で問題児だった、というのは、まぁ、外省人どものつくった嘘だね。かれらは蒋経国の側近で非常に良く政治というものを見聞して補佐していたから。

ともかくも、友柏の発言で、改めて、黒民党は蒋介石や蒋経国を都合良く持ち出しては利用するが、蒋ファミリーを必要としない党へと「変質」してしまったことを自ら露呈したということだけは明らかです。

ま、いずれにせよ、黒民党の長年の「嘘」が明確になったことだけでも、友柏の発言はよかったと思う。
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