伊能大先生
投稿者: unhoo 投稿日時: 2007/03/14 12:40 投稿番号: [13515 / 16409]
>伊能嘉矩執筆『大日本地名辞書(続編第三台湾)』冨山房、明治42年
も「じつげつたん」としています。
_________________________
中学校の地理科で使った三省堂の日本地図昭和12年版がまだ本棚にあります。巻末の地名索引で「にちげつたん」を探しても出てこないが、「じつげつたん」で出てきました。
台湾が日本の領土になったとき、学者やお役人が相談して、「じつげつたん」と読むことにきめたのでしょうな。漢音で統一したわけですね。
しかし日本の古来の習慣では、日の字を含む二字熟語は、「日」が上にあるときは「にち」と読み、下にあるときは「じつ」と読むのが普通です。
「日月」には「にちげつ」のほかに、「じつげつ」が認められているけれども、これは例外で、日限、日時、日常、日没、日夜、日記、日給、日食、日課等々みな「にち」です。日本は「にっぽん」「にほん」であって「じっぽん」とは読みません。
「日」が下にあるときは、烈日、隔日、休日、期日、終日、近日、落日と「じつ」が多いですね。
台湾総督府が「じつげつたん」と読むことにきめたけれども、民衆は「日」が上にきたときは「にち」と読むという習慣が身についているので「にちげつたん」「にちげったん」と読んでいたのです。それを間違いだと断じることはできません。
これは メッセージ 13514 (mita_yuji さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019566/bfoq_1/13515.html