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Re: 政局流動化(素朴な疑問)

投稿者: aki_fumika 投稿日時: 2006/11/05 10:54 投稿番号: [13241 / 16409]
李登輝時代までの(つまり蒋経国以降の国民党政権)総統・総統府や国民党主席は独断で物事を決定できない組織でして、必ず複数名の承諾が必要だ、という、複数チェック、権力の牽制、という(ごく当たり前のことですが)ことが制度としてありました。

ところが、民進党政権以降、陳水扁とその周辺がどうも総統・総統府の制度をかなり変えたらしく、詳しいことは分からない、というような実態なんです。
組織・制度の簡素化がなされ、そこで権力の集中化が起きたように思えます。


この総統夫人起訴については私もかなり疑問を持っています。
まず、組織・制度的に、(例えば、会計・監査など重要な部門)、不正があったと仮定して、それを容認できた?ということが不思議。次に、会計・監査の報告と検察の起訴が、見解の相違ではすませられない、重要な問題としてあるのではないか?ということ。

或いは、穿った見方をすれば、陳がそうした総統府や会計・監査などの組織を共犯関係に置くことで、権力の集中化の責任負担を強いている、というような。。。つまり、検察が起訴したことは、陳個人の問題というより、そうした権力集中化を許した総統府、政府、さらにはそこで働く職員の共犯、ということになるのです。

さらにはそれに協力した民進党の責任も多大、ということになる。


更に、陳個人ではなく、選挙で選ばれもしなかった総統夫人、ですから。。。かなりむつかしい裁判になるかと思います。

総統夫人の政治関与、というよりは、総統公邸を結婚した娘夫婦に使わせた、とか、公費でお手伝いを雇っていた、とか、株売買などの報告を怠った、その程度の、ま、「だらしなさ」が招いた事、なのでしょうけど。。。

この点では確かにだらしない。ただ、それを言うと、かなり多くの国民党政権下の高層、軍部現役・OBなども同じ事を現にしているワケですし、退役軍人への優遇措置などそれと同類ですから、公私混同で起訴、というのは、どうでしょう?それに耐えられるだけの台湾社会でしょうか?大いに疑問です。



実際の所は、検察の「政治的判断」でしょうね。陳個人を裁くつもりでいい気になった、英雄気取りにはなったが(往々にして中国系社会はこれで動く)、結局は、「検察対総統府」というような組織間の対立構図、それも、会計院や監察院も巻き込んだとてつもなく面倒で険悪な対立を招きかねない。。。

確かに「世論」としては、陳下台で動いていますが、それも媒体煽動によるものが大半ですが、それを味方?にした検察のいつものパフォーマンスであり、けして、検察・司法が健全だとか、正しい、公平である、ということにはならない。

民主主義というよりは、国民党独裁政権の名残としての検察の政治性、でしょう。

台湾の検察の手法を見る限りでは、立証や証拠採用などについては、相当に疑問がある、ということですし、法官の政治信条や「解釈」(馬尻得意の解釈)によって、かなり変わる、ということです。

日本の地裁レベルが台湾の高裁レベルだと思えばよろしいか、と。。。台湾では、それほどに裁判官の能力、政治性、思想性に左右されます。

けして司法が健全なわけではない、ということです。



今晩、陳水扁の談話があるらしいですが、果たしてこの程度で下台となるか。。。
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