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難解語崇拝

投稿者: unhoo 投稿日時: 2006/10/10 10:49 投稿番号: [13088 / 16409]
日本は、明治の末ごろから、難解語を崇拝する風潮がうまれた。明治前半に書かれた本、たとえば福沢諭吉の本を読むと、何を主張しているのかよくわかる。正岡子規の俳論、歌論も、意見をずばり、ずばりと言っているから、わかりやすい。子規の俳論、歌論は、今でも俳句オンチ、短歌オンチの人には、開眼書として役に立つ。子規は明治33年に亡くなった。ちょうどそのころから、日本の知識階級は難解語崇拝へと傾倒して行った。わかりやすい言葉は初級向きで価値が低い。わかりにくい言葉、大迂回した言い回しにこそ深遠な真理がこもっているのだということになった。大正時代から昭和初期に日本の国を風靡したマルクス主義の翻訳書や、西田哲学は難解語、難解句の大倉庫である。
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