風前の聖火、悪魔の篝火を消せ(2)
投稿者: usero_yaboo_hebaritsuki 投稿日時: 2008/04/09 08:38 投稿番号: [6422 / 30899]
『「中国をばかにしている」』
【北京=杉山祐之】北京五輪の聖火リレーがロンドン、パリで大混乱に陥ったことについて、8日、北京市民約40人に感想を聞いた。多くの人が怒りと不安を口にし、五輪の「無事」を願っていた。「中華民族の夢の実現」と言われた祭典の華やぎは薄れ、人々の心に陰影が広がっている。
次々に聖火に襲いかかる欧米人の姿は、中国でも、テレビや新聞で報じられた。多くの人が「ひどすぎる」と感じた。
「やつらは中国をばかにしている。この事件を見て、自分は愛国者だったんだと気づいたね」と、情報技術企業の男性従業員(25)は怒りが収まらない様子だ。同い年の女性教員は「スポーツの祭典なのに、なぜ『チベット独立』なの。それを支持する西側の国には、もっと腹が立つ」と語った。
繁華街に買い物に来ていた男性(60)は「言いたいことがあれば、言えばいいじゃないか。なぜ襲う」とさびしげに話した。男性自営業者(37)は「もし日本でも同じことが起これば、中国人の反発は今の比ではない」と警告した。
五輪への期待については、「無事に」「安全に」開催されることを望むとする答えが非常に多かった。国際社会の厳しい現実は、北京市民に「一つの世界、一つの夢」(北京五輪スローガン)が、まさに夢にすぎないことを教えた。
今回の騒ぎの発端となったチベット暴動に関して、「中国では政府の宣伝だけが報じられる」と、中国の報道統制を批判する声もある。
ほぼすべての人の立場が一致した声があった。「チベットは中国領。分裂活動は必ず失敗する」というものだ。
【読売社説】
『聖火リレー混乱 〜 解決には対話しかない』
北京五輪の聖火リレーが大荒れ状態だ。中国政府のチベット弾圧に抗議する行動は、今後さらにエスカレートする恐れが強まっている。
平和の祭典.五輪を平和裏に開催するためにも、中国政府は速やかにチベット亡命政府側との話し合いを始めるべきだ。
聖火リレーは今月1日に始まった。ロンドンとパリでは、亡命チベット人グループや人権団体活動家らが聖火を奪い取ろうとし、ランナーの行く手を実力で阻むなど手荒な行動に出ている。
抗議するにも、こんな強引なやり方では共感を得られまい。
聖火リレーは9日には米サンフランシスコに移る。東南アジアなどを経て、26日には長野市でも行われる。混乱を招かないよう、万全の対策を講じる必要がある。
スポーツの祭典である五輪にそぐわない、異様な事態を招いた原因は、中国政府の側にある。
ブッシュ大統領は先月、中国の胡錦濤.国家主席と電話会談した。その際、チベット情勢に懸念を表明し、チベット仏教最高指導者のダライ.ラマ14世と「実質的な対話」に入るように促した。
しかし、胡主席は、チベットのデモ騒動が「あからさまな暴力的犯罪行為だった」として、武力制圧を正当化した。
チベットが求めているのは「高度な自治」であって、独立ではない。だが、断続的に行われてきた中国政府と亡命政府との話し合いは昨年以降、中断したままだ。
チベット自治区ラサや周辺地域でのデモ騒動は続いている。中国政府が前向きな対応を何もしなければ、北京五輪にも深刻な影を落とすことになる。
すでにドイツ、ポーランド、チェコ、エストニア、ブラジルなどの大統領や首相が8月8日の開会式への欠席を表明した。
中国内では、若者を中心に、開会式参加拒否など反五輪の動きに抗議するネット署名が220万人以上集まるなど、愛国主義的な民族感情が高まっている。
この怒りが、中央政府に対する批判に向かえば、中国社会そのものが混乱に陥りかねない。
ダライ.ラマは北京五輪の開催を支持するとともに、聖火リレーへの妨害行為を非難している。中国政府との対話にも応じる姿勢を強調している。
福田首相は5月に来日予定の胡錦濤主席と会談する。日本政府もチベットの安定と北京五輪の無事開催に向け、積極的な対中外交を展開する機会にすべきだ。
【北京=杉山祐之】北京五輪の聖火リレーがロンドン、パリで大混乱に陥ったことについて、8日、北京市民約40人に感想を聞いた。多くの人が怒りと不安を口にし、五輪の「無事」を願っていた。「中華民族の夢の実現」と言われた祭典の華やぎは薄れ、人々の心に陰影が広がっている。
次々に聖火に襲いかかる欧米人の姿は、中国でも、テレビや新聞で報じられた。多くの人が「ひどすぎる」と感じた。
「やつらは中国をばかにしている。この事件を見て、自分は愛国者だったんだと気づいたね」と、情報技術企業の男性従業員(25)は怒りが収まらない様子だ。同い年の女性教員は「スポーツの祭典なのに、なぜ『チベット独立』なの。それを支持する西側の国には、もっと腹が立つ」と語った。
繁華街に買い物に来ていた男性(60)は「言いたいことがあれば、言えばいいじゃないか。なぜ襲う」とさびしげに話した。男性自営業者(37)は「もし日本でも同じことが起これば、中国人の反発は今の比ではない」と警告した。
五輪への期待については、「無事に」「安全に」開催されることを望むとする答えが非常に多かった。国際社会の厳しい現実は、北京市民に「一つの世界、一つの夢」(北京五輪スローガン)が、まさに夢にすぎないことを教えた。
今回の騒ぎの発端となったチベット暴動に関して、「中国では政府の宣伝だけが報じられる」と、中国の報道統制を批判する声もある。
ほぼすべての人の立場が一致した声があった。「チベットは中国領。分裂活動は必ず失敗する」というものだ。
【読売社説】
『聖火リレー混乱 〜 解決には対話しかない』
北京五輪の聖火リレーが大荒れ状態だ。中国政府のチベット弾圧に抗議する行動は、今後さらにエスカレートする恐れが強まっている。
平和の祭典.五輪を平和裏に開催するためにも、中国政府は速やかにチベット亡命政府側との話し合いを始めるべきだ。
聖火リレーは今月1日に始まった。ロンドンとパリでは、亡命チベット人グループや人権団体活動家らが聖火を奪い取ろうとし、ランナーの行く手を実力で阻むなど手荒な行動に出ている。
抗議するにも、こんな強引なやり方では共感を得られまい。
聖火リレーは9日には米サンフランシスコに移る。東南アジアなどを経て、26日には長野市でも行われる。混乱を招かないよう、万全の対策を講じる必要がある。
スポーツの祭典である五輪にそぐわない、異様な事態を招いた原因は、中国政府の側にある。
ブッシュ大統領は先月、中国の胡錦濤.国家主席と電話会談した。その際、チベット情勢に懸念を表明し、チベット仏教最高指導者のダライ.ラマ14世と「実質的な対話」に入るように促した。
しかし、胡主席は、チベットのデモ騒動が「あからさまな暴力的犯罪行為だった」として、武力制圧を正当化した。
チベットが求めているのは「高度な自治」であって、独立ではない。だが、断続的に行われてきた中国政府と亡命政府との話し合いは昨年以降、中断したままだ。
チベット自治区ラサや周辺地域でのデモ騒動は続いている。中国政府が前向きな対応を何もしなければ、北京五輪にも深刻な影を落とすことになる。
すでにドイツ、ポーランド、チェコ、エストニア、ブラジルなどの大統領や首相が8月8日の開会式への欠席を表明した。
中国内では、若者を中心に、開会式参加拒否など反五輪の動きに抗議するネット署名が220万人以上集まるなど、愛国主義的な民族感情が高まっている。
この怒りが、中央政府に対する批判に向かえば、中国社会そのものが混乱に陥りかねない。
ダライ.ラマは北京五輪の開催を支持するとともに、聖火リレーへの妨害行為を非難している。中国政府との対話にも応じる姿勢を強調している。
福田首相は5月に来日予定の胡錦濤主席と会談する。日本政府もチベットの安定と北京五輪の無事開催に向け、積極的な対中外交を展開する機会にすべきだ。
これは メッセージ 6419 (usero_yaboo_hebaritsuki さん)への返信です.
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