Re: 南京(大)虐殺は事実です!!
投稿者: wm_d6c_pro 投稿日時: 2008/04/06 17:16 投稿番号: [5275 / 30899]
真摯なお答えに感謝いたします。
障害馬術の恩人の方のお話は、おそらく戦場での異様な
体験を次の世代には二度とさせまいとする教育的配慮、
そして戦後急速に復興して浮かれている日本への戒めの
意味合いを含む、非常に優れたものだったと察します。
それ自体を私は否定するものではありません。
以下、実際に鉄を含む金属と深く関わっている者の意見
として受け流して頂ければ幸いです。
今でこそ安価な包丁でもステンレスやクロムモリブデン鋼
といった優れた材料が使われていますが、一昔前までは
炭素とともに硫黄やリンなどの不純物を多く含んだ鉄が
刃物の材料として使われていました。
台所の包丁など、昔は一寸油断すると錆びて刃がこぼれて
きたものです。魚や肉などを切った後は、砥石で丁寧に研
いで乾燥させておかないと、使い物にならなくなりました。
このあたりの状況は、今の祖父、祖母に聞けば確認できる
と思われます。
鉄の中にクロムやニッケルを混ぜれば錆びにくくなるものの、
これらの金属は鉄の何十倍も高価で、昔は滅多に使われること
はなかったと思います。更に昔の鉄には不純物が多く残って
いて、ただでさえ錆びやすい鉄をいっそう錆びやすく、そして
脆くしていました。
鉄は塗装することで、錆を防ぐことができます。
また亜鉛やスズをメッキすることで錆を抑えることも
できます(トタン、ブリキ)。
あるいは、ある程度高温で黒錆をつけることで、それ以上
錆の進行を抑えることも可能です(ハンマーの頭など)。
現在我々が目にする鉄でクロムやニッケルを含まないものは、
この何れかの処置がなされています。
地鉄を剥き出しにして使う刃の部分に、これらの手法は使えま
せんが、油を塗布することである程度防錆することはできます。
また油の使えない包丁などの刃には、現在クロムやニッケル等の
錆を予防する元素が添加されています。家庭の包丁も昔に比べる
と随分錆びにくくなったものです。しかし一昔前までは、鉄は
錆びて当たり前でした。
現在名刀と呼ばれる品物は、実用品として使われなかった
か、あるいは使われたとしても専門の研ぎ師が入念に仕上
げて錆びぬよう厳重に管理されたものです。
実用の刀は、肉を切ったとき付着する血の塩分で、程なく
して錆び、そのまま放置すれば二度と肉が切れないほど
錆びるか刃こぼれしてしまうはずです。
かように鉄というのは、そのままの状態では本当に錆び
やすいものです。時代劇でバッタバッタと人を斬るのは
あくまでも映像の中での話で、実際は斬るというより、
刺し殺す方が有効だったかもしれません。
もちろん打撃と切り傷で相手を殺すこともできたでしょう
が、少なくとも人体を何度も斬り落とせるような代物では
なかったと思われます。
それも堅気の鍛冶屋や研ぎ屋が商売として成り立っていた
江戸時代までの話で、明治以降は素人が形だけの刀を大量
生産して兵士に持たせたため、形式は戦闘的だとしても、
実用に耐える代物ですらなかった。実際使い物にならなかった
からこそ、日露戦争の頃は銃の先に刃を付けた銃剣突きが主流
になっていったのではないかと想像しています。
軍刀で人体を斬り落せるというのは、理屈より精神論が
まかり通っていた第二次大戦末期の日本軍の考え方で、
いま冷静になって考えるとかなり無理があるように感じます。
障害馬術の恩人の方のお話は、おそらく戦場での異様な
体験を次の世代には二度とさせまいとする教育的配慮、
そして戦後急速に復興して浮かれている日本への戒めの
意味合いを含む、非常に優れたものだったと察します。
それ自体を私は否定するものではありません。
以下、実際に鉄を含む金属と深く関わっている者の意見
として受け流して頂ければ幸いです。
今でこそ安価な包丁でもステンレスやクロムモリブデン鋼
といった優れた材料が使われていますが、一昔前までは
炭素とともに硫黄やリンなどの不純物を多く含んだ鉄が
刃物の材料として使われていました。
台所の包丁など、昔は一寸油断すると錆びて刃がこぼれて
きたものです。魚や肉などを切った後は、砥石で丁寧に研
いで乾燥させておかないと、使い物にならなくなりました。
このあたりの状況は、今の祖父、祖母に聞けば確認できる
と思われます。
鉄の中にクロムやニッケルを混ぜれば錆びにくくなるものの、
これらの金属は鉄の何十倍も高価で、昔は滅多に使われること
はなかったと思います。更に昔の鉄には不純物が多く残って
いて、ただでさえ錆びやすい鉄をいっそう錆びやすく、そして
脆くしていました。
鉄は塗装することで、錆を防ぐことができます。
また亜鉛やスズをメッキすることで錆を抑えることも
できます(トタン、ブリキ)。
あるいは、ある程度高温で黒錆をつけることで、それ以上
錆の進行を抑えることも可能です(ハンマーの頭など)。
現在我々が目にする鉄でクロムやニッケルを含まないものは、
この何れかの処置がなされています。
地鉄を剥き出しにして使う刃の部分に、これらの手法は使えま
せんが、油を塗布することである程度防錆することはできます。
また油の使えない包丁などの刃には、現在クロムやニッケル等の
錆を予防する元素が添加されています。家庭の包丁も昔に比べる
と随分錆びにくくなったものです。しかし一昔前までは、鉄は
錆びて当たり前でした。
現在名刀と呼ばれる品物は、実用品として使われなかった
か、あるいは使われたとしても専門の研ぎ師が入念に仕上
げて錆びぬよう厳重に管理されたものです。
実用の刀は、肉を切ったとき付着する血の塩分で、程なく
して錆び、そのまま放置すれば二度と肉が切れないほど
錆びるか刃こぼれしてしまうはずです。
かように鉄というのは、そのままの状態では本当に錆び
やすいものです。時代劇でバッタバッタと人を斬るのは
あくまでも映像の中での話で、実際は斬るというより、
刺し殺す方が有効だったかもしれません。
もちろん打撃と切り傷で相手を殺すこともできたでしょう
が、少なくとも人体を何度も斬り落とせるような代物では
なかったと思われます。
それも堅気の鍛冶屋や研ぎ屋が商売として成り立っていた
江戸時代までの話で、明治以降は素人が形だけの刀を大量
生産して兵士に持たせたため、形式は戦闘的だとしても、
実用に耐える代物ですらなかった。実際使い物にならなかった
からこそ、日露戦争の頃は銃の先に刃を付けた銃剣突きが主流
になっていったのではないかと想像しています。
軍刀で人体を斬り落せるというのは、理屈より精神論が
まかり通っていた第二次大戦末期の日本軍の考え方で、
いま冷静になって考えるとかなり無理があるように感じます。
これは メッセージ 5256 (reiutohisame さん)への返信です.
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