日中友好の証の発見
投稿者: okinawayoron2004 投稿日時: 2004/10/11 10:45 投稿番号: [13799 / 21882]
【北京・大谷麻由美】新華社通信によると、中国陝西省西安市にある西北大学は10日、中国・唐時代(618〜907年)に日本から中国に渡った1人の遣唐留学生が客死したことを記す墓誌を同市内で発見したと発表した。この留学生は奈良時代、阿部仲麻呂らとともに遣唐使の一員として中国に渡ったと見られる。中国で当時の日本人の墓誌が発見されたのは初めて。墓誌は、ほとんど知られていない遣唐留学生の実態を伝えており、日中交流史の新たな側面を浮き彫りにする貴重な発見と言える。
また同通信は、この墓誌には「国号日本」と書かれており、中国で確認されている漢文の実物資料のうち、「日本」という国名が出てくる最も古いものであると報じた。
発表によると、西北大学の博物館が最近収蔵した墓誌は、ほぼ正方形の石製(一辺約39.5センチ)。文字は篆書(てんしょ)で、全部で12行、171字から成る。
墓誌は、遣唐留学生について「姓は井、名は真成、国号日本」で、豊富な知識と勉学に励んだ業績を評価している。「井真成」は官職として宮廷に仕えたが「開元22年」(西暦734年)に36歳で死去。死後、皇帝の衣服を管理し直接皇帝に仕えることができる「尚衣奉御」という高位の職を授与されたことも付記されている。墓誌には、玄宗皇帝(在位712〜756年)がその死を悼んで盛大な葬儀を行ったとの記述もあり、「亡骸は異国の地にあるが、魂は故郷に帰ることを願う」と結んでいる。
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