liuyinghuanchnさんへ
投稿者: sakurasola 投稿日時: 2004/08/13 23:50 投稿番号: [10578 / 21882]
お返事、ありがとうございます。返事を書くのが遅くなって…実は、この掲示板のある発言に書かれたURLに行ってみたら、自分の体調が受け止められない程の写真があって、精神的に回復するのに時間がかかったのです…
liuyinghuanchnさんのお返事を読んで、二者の行き違いの原因がはっきり見えました。それは、「一度裁判を受けて、刑を受けた人は、もう罪を償った」という考えと「刑を受けても、罪は残る」という考え…心情的なものなのだ、と。自尊心も、難しい問題ですね。多くの「意見を発する人々」には、特徴的な強い自尊心がありますから…
納得とまではいかなくとも、理解が得られるかわかりませんが、私の理解についてお話しましょう。
日本政府は、ODA(Official Development Assistance -- 政府開発援助)として中国などの国々に経済的な支援をしています。私は、この理由を「東条英機氏」らの罪を自ら引継ぎ、彼らの子孫として現実的な責任を果たそうとしている…と考えています。その代わり、この方法では心情的な責任は果たせません。(ODAについて -- http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/ 日本語/英語, 対中国についてはこちらのページにありました: http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kuni/sonota/index.html -- 周囲の国も、よりよくなってほしいという願いが込められています。)
…神道の「カミ」には清らかな神様ももちろんいらっしゃいますが、実はよくない、邪な神様もいらっしゃいます。そして、ここでいう「カミ」は、「ヒト以外で、何か力を持っているのでは、と畏れられる存在」を指します。英雄であったり、そうでなかったりするわけです。
つまりは、あまり知られていませんが(残念ながら比較宗教の研究者の方に話を聞いただけですから私も詳しくはありませんが)、一柱について善し悪しという議論は、日本ではずっと続いているのです。
私は中国の歴史に明るくありませんが、北京の「円明園」という広い公園について、中国語の教科書で読みました。ギリシャ彫刻のような美しさが印象的で覚えているのですが、イギリス+フランス連合軍に破壊されてしまい、現在復旧中と聞きました。白人が中国までやってきた、というのは本当だったんだ、と驚きました。
物事にはすべて善し悪しがある、とは言いますが、終戦30年経って生まれた私から見て、その善し悪しとは
善し-白人にアジアが「喰われた」状態ではなくなったこと
悪し-そのための被害があったこと
です。白人にアジア全土を植民地化されること(どうやら白人たちは、本当にそれを望んでいたようですね)と、それを避けるための被害とを天秤にかけるのは難しいことです…私は未だに、結局どちらがよかったのだろうか、という問題に答えが出せません。
被害というものには、心の傷(心情的なもの)と、体(現実的なもの・物理的なもの)の傷があります。心の傷を治すのは容易ではありません。しかし、「ここ・いま」を良くするのは心の傷よりは簡単な場合がほとんどです。どちらを治すことをもって「謝罪とするか」にも、行き違いが見えますね。
貴重な、冷静な言葉をありがとう。政治家・メディア・専門家や研究者の方々が、この「行き違い」を理解すれば、問題解決の糸口になるはずです。…そうなることを願っています。
liuyinghuanchnさんのお返事を読んで、二者の行き違いの原因がはっきり見えました。それは、「一度裁判を受けて、刑を受けた人は、もう罪を償った」という考えと「刑を受けても、罪は残る」という考え…心情的なものなのだ、と。自尊心も、難しい問題ですね。多くの「意見を発する人々」には、特徴的な強い自尊心がありますから…
納得とまではいかなくとも、理解が得られるかわかりませんが、私の理解についてお話しましょう。
日本政府は、ODA(Official Development Assistance -- 政府開発援助)として中国などの国々に経済的な支援をしています。私は、この理由を「東条英機氏」らの罪を自ら引継ぎ、彼らの子孫として現実的な責任を果たそうとしている…と考えています。その代わり、この方法では心情的な責任は果たせません。(ODAについて -- http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/ 日本語/英語, 対中国についてはこちらのページにありました: http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/seisaku/kuni/sonota/index.html -- 周囲の国も、よりよくなってほしいという願いが込められています。)
…神道の「カミ」には清らかな神様ももちろんいらっしゃいますが、実はよくない、邪な神様もいらっしゃいます。そして、ここでいう「カミ」は、「ヒト以外で、何か力を持っているのでは、と畏れられる存在」を指します。英雄であったり、そうでなかったりするわけです。
つまりは、あまり知られていませんが(残念ながら比較宗教の研究者の方に話を聞いただけですから私も詳しくはありませんが)、一柱について善し悪しという議論は、日本ではずっと続いているのです。
私は中国の歴史に明るくありませんが、北京の「円明園」という広い公園について、中国語の教科書で読みました。ギリシャ彫刻のような美しさが印象的で覚えているのですが、イギリス+フランス連合軍に破壊されてしまい、現在復旧中と聞きました。白人が中国までやってきた、というのは本当だったんだ、と驚きました。
物事にはすべて善し悪しがある、とは言いますが、終戦30年経って生まれた私から見て、その善し悪しとは
善し-白人にアジアが「喰われた」状態ではなくなったこと
悪し-そのための被害があったこと
です。白人にアジア全土を植民地化されること(どうやら白人たちは、本当にそれを望んでいたようですね)と、それを避けるための被害とを天秤にかけるのは難しいことです…私は未だに、結局どちらがよかったのだろうか、という問題に答えが出せません。
被害というものには、心の傷(心情的なもの)と、体(現実的なもの・物理的なもの)の傷があります。心の傷を治すのは容易ではありません。しかし、「ここ・いま」を良くするのは心の傷よりは簡単な場合がほとんどです。どちらを治すことをもって「謝罪とするか」にも、行き違いが見えますね。
貴重な、冷静な言葉をありがとう。政治家・メディア・専門家や研究者の方々が、この「行き違い」を理解すれば、問題解決の糸口になるはずです。…そうなることを願っています。
これは メッセージ 7537 (liuyinghuanchn さん)への返信です.