駱駝のヨン様 番外編 その拾の弐
投稿者: shamisengai 投稿日時: 2005/03/16 16:36 投稿番号: [30600 / 44985]
暴動の知らせを受けた将軍様。
激しく動揺する。
「将軍様、ともかく安全な場所へ」
「いやだ、快適なこの部屋を出たくない」
「といわれましても」
「うるさい。お前らが守ればいいことだ」
バチっという音。
明かりが消え、暖房も止まる。
薄暗い部屋の中、たちまち温度計が急降下。
「さ、寒い」
「避難先には暖房もあります」
「わかったから早く連れて行け」
「では、暖かい格好に着替えてください」
ところが、すっかり太った将軍様、
どの服もきちきちで入らない。
「おい、他にないのか」
「申し訳ございません」
そこへ、中東のテロ組織の幹部とおぼしき男。
顔は布に覆われ見えない。片言の朝鮮語。
「将軍様、これを」
「おお、ウーサマ殿か。それは一体?」
「これさえあれば寒さも平気。
伸縮自在でサイズも余裕でございます」
「おお、ありがたい」
ウーサマの差し出した「駱駝」を着る将軍様。
「ささ、将軍様」
将軍様と側近を誘導するウーサマ。
ほどなく反乱軍となった群衆が執務室になだれ込む。
どんなピンチも駱駝があれば大丈夫。
安心も包み込む暖かさ。
◎◎の駱駝シリーズ。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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