カミノテさん(2)
投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/06/19 18:04 投稿番号: [19449 / 44985]
>ねえ、武力衝突を起こさず金正日政権を崩壊させるために今アメリカや日本その他がしてる努力ってなんですか?
それはどれくらい効果が出ている?
日本側の実例:
・改正外国為替及び外国貿易法(外為法)および、特定船舶入港禁止法の成立。
・サミットの議長総括における「北朝鮮問題」への言及盛り込み。
・米国大統領への金正日総書記の意思表示の伝達。
などなど。
(飴と鞭の使い分け政策)
アメリカ側の一例:
・在韓米軍の再編成(韓国の国民感情をカウントした上での有効な北朝鮮への軍事圧力体制を構築するための、現実的な模索)
・6ヶ国協議にむけての中国への圧力。(中国に、北朝鮮の軟化を引き出すよう強く促している)
素人目に見ても、これだけのことを行っています。
>それはどれくらい効果が出ている?
韓国が太陽政策をやめてくれたらもっと目に見える形で効果が現われるだろうにと、残念です。でも、じわじわと効果は出ています。北朝鮮は、あれだけ長年逃げ回ってきた日本との間の「拉致問題」を、2回目の小泉訪朝時にもともかくその存在は認めて口だけでも「調査続行」を約束したんですから。
>厳しいね。^^
でもね、また話を逸らしている。
僕の質問の趣旨は、日本がこれからやろうとしている交正常化交渉も金正日政権を崩壊させるためにしている努力のひとつ?ってことを聞いてるのに、なんで、自分の願望を書いてるの?
もう1度、19410の内容をよく読みなおしてください。
>めぐりめぐれはそういうことになるでしょうね。
と、私は書いています。
もしかしたら、カミノテさんは気づいておられないのでしょうか。「日朝国交正常化交渉」は、日本外交が北朝鮮に差し出している飴と鞭の「飴」の部分なんですよ。「経済制裁」「政治圧力」をかけながらその一方で飴を差し出すからこそ、飴の甘さが引き立つんです。その甘さの誘惑に負けて相手かたが折れてくれば、「体制崩壊」という究極の事態になる前にも日本外交は実利を挙げることができるから「日朝国交正常化」を言っているんです。
もちろん、日本の政治家たちの利権絡みのあさましい損得感情が介在しているだろうことは認めます。(syowaさんが、北朝鮮への米支援の裏側について書いてくださいましたね)小泉首相自身がその疑惑を掛けられていますし。その可能性は否定しませんし、多いに警戒しています。
だからこそ、外交当局者が飴と同時に「鞭」をも差し出すかを私は注目しています。その注目点に当てた物指しが、カミノテさんのおっしゃる「願望」として書いた中身です。
>日本がこれからやろうとしている交正常化交渉は、金正日政権を崩壊させるためのものじゃないでしょ。(当たり前過ぎて書くのもバカバカしい)
「日朝国交正常化交渉」の意味合いについては、上に書いた通りです。ここでは、もっと遠景の話を書きます。
破滅的な状態の経済状況から「北朝鮮国民自身の意思」によって金正日体制を崩壊させてほしいと願っている、というのが従来から述べている私の基本的スタンスです。ですが、困窮した国民自身に率先した蜂起を求めるのはたしかに酷かもしれない。だからこそ、これ以上金正日体制が延命してもこの危機状態への歯止めはかからない(むしろ悪化する)と判断できるエリート層の反乱が次善の策としてもっともベターだと思っています。
でも、今の状態ではまだ根幹のエリート層は踏ん切りがつかないのではないか。だからこそ、彼らの背中を押すために「金正日体制」下でもなんとかなるという楽観的見通しを一つ一つ目に見える形で潰して決断を促す、それが各種の経済制裁や政治的圧力といった鞭の政策の意味合いです。
ですが、外交は100%の成功を望んでもその通りになるものではありません。もう片方の可能性にも保険をかけておかなければならないのです。だからこそ、「金正日体制」がそのまま存続してもこちらが出すこれこれの要求を飲んでくれさえすればそれはそれで手を打とう、という意思表示でもあるのが「国交正常化交渉」です。日本もアメリカも(中国はもちろん)善意で北朝鮮の今後を案じているわけではない以上、様々な打算とそれに基づいた「策」を弄している、ただそれだけのことです。
続きます。
それはどれくらい効果が出ている?
日本側の実例:
・改正外国為替及び外国貿易法(外為法)および、特定船舶入港禁止法の成立。
・サミットの議長総括における「北朝鮮問題」への言及盛り込み。
・米国大統領への金正日総書記の意思表示の伝達。
などなど。
(飴と鞭の使い分け政策)
アメリカ側の一例:
・在韓米軍の再編成(韓国の国民感情をカウントした上での有効な北朝鮮への軍事圧力体制を構築するための、現実的な模索)
・6ヶ国協議にむけての中国への圧力。(中国に、北朝鮮の軟化を引き出すよう強く促している)
素人目に見ても、これだけのことを行っています。
>それはどれくらい効果が出ている?
韓国が太陽政策をやめてくれたらもっと目に見える形で効果が現われるだろうにと、残念です。でも、じわじわと効果は出ています。北朝鮮は、あれだけ長年逃げ回ってきた日本との間の「拉致問題」を、2回目の小泉訪朝時にもともかくその存在は認めて口だけでも「調査続行」を約束したんですから。
>厳しいね。^^
でもね、また話を逸らしている。
僕の質問の趣旨は、日本がこれからやろうとしている交正常化交渉も金正日政権を崩壊させるためにしている努力のひとつ?ってことを聞いてるのに、なんで、自分の願望を書いてるの?
もう1度、19410の内容をよく読みなおしてください。
>めぐりめぐれはそういうことになるでしょうね。
と、私は書いています。
もしかしたら、カミノテさんは気づいておられないのでしょうか。「日朝国交正常化交渉」は、日本外交が北朝鮮に差し出している飴と鞭の「飴」の部分なんですよ。「経済制裁」「政治圧力」をかけながらその一方で飴を差し出すからこそ、飴の甘さが引き立つんです。その甘さの誘惑に負けて相手かたが折れてくれば、「体制崩壊」という究極の事態になる前にも日本外交は実利を挙げることができるから「日朝国交正常化」を言っているんです。
もちろん、日本の政治家たちの利権絡みのあさましい損得感情が介在しているだろうことは認めます。(syowaさんが、北朝鮮への米支援の裏側について書いてくださいましたね)小泉首相自身がその疑惑を掛けられていますし。その可能性は否定しませんし、多いに警戒しています。
だからこそ、外交当局者が飴と同時に「鞭」をも差し出すかを私は注目しています。その注目点に当てた物指しが、カミノテさんのおっしゃる「願望」として書いた中身です。
>日本がこれからやろうとしている交正常化交渉は、金正日政権を崩壊させるためのものじゃないでしょ。(当たり前過ぎて書くのもバカバカしい)
「日朝国交正常化交渉」の意味合いについては、上に書いた通りです。ここでは、もっと遠景の話を書きます。
破滅的な状態の経済状況から「北朝鮮国民自身の意思」によって金正日体制を崩壊させてほしいと願っている、というのが従来から述べている私の基本的スタンスです。ですが、困窮した国民自身に率先した蜂起を求めるのはたしかに酷かもしれない。だからこそ、これ以上金正日体制が延命してもこの危機状態への歯止めはかからない(むしろ悪化する)と判断できるエリート層の反乱が次善の策としてもっともベターだと思っています。
でも、今の状態ではまだ根幹のエリート層は踏ん切りがつかないのではないか。だからこそ、彼らの背中を押すために「金正日体制」下でもなんとかなるという楽観的見通しを一つ一つ目に見える形で潰して決断を促す、それが各種の経済制裁や政治的圧力といった鞭の政策の意味合いです。
ですが、外交は100%の成功を望んでもその通りになるものではありません。もう片方の可能性にも保険をかけておかなければならないのです。だからこそ、「金正日体制」がそのまま存続してもこちらが出すこれこれの要求を飲んでくれさえすればそれはそれで手を打とう、という意思表示でもあるのが「国交正常化交渉」です。日本もアメリカも(中国はもちろん)善意で北朝鮮の今後を案じているわけではない以上、様々な打算とそれに基づいた「策」を弄している、ただそれだけのことです。
続きます。
これは メッセージ 19447 (lilasnosakukoro さん)への返信です.
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