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社会主義の20世紀その2

投稿者: shamisengai 投稿日時: 2004/06/01 23:16 投稿番号: [18932 / 44985]
10年以上経ちましたが、やっぱり新鮮ですわ(^^)。

脾臓ばかり回していてはDVDレコーダーが可哀相
というわけではなく、本来そういう目的で買ったので
せっせと昔のドキュメンタリーとかをDVD化しています。

皮肉にも社会主義創始者のレーニンは、社会主義の限界を
ソ連建国と同時に実感し、権力分散と市場経済の導入を
考えていたそうです。市場経済はNEPという形で実現し、
戦時共産主義で疲弊したソ連経済建て直しに大いに貢献したとか。
現代の中国の改革介抱ではなく開放やベトナムのドイモイもそうですね。

レーニン自身も闇の部分はもちろんありましたが、
社会主義の理念を忠実に実現しようとしていたのも確か。
人民の幸福を願い、公正な国家をめざし、ですね。
それ故、スターリンを排除しようとしたが粛正まではしなかった。
ところがそれが、その後の半世紀の大虐殺につながるとはなんとも。

東欧諸国は成立当時から不満たらたらで、
フルシチョフがスターリン批判やるとポーランドですぐ暴動が起き、
ハンガリーでは政権が交代する事態になり、
悪名高きハンガリー動乱が勃発。
もともとハンガリーでは戦後の総選挙で小地主党が
圧勝したにも関わらず、共産党が政権を強奪したわけですから
社会主義に対するアレルギーは相当強かったんでしょうね。
しかし当時の日本の左翼は政権交代を反動勢力による政府転覆だの
農業国ハンガリーに民主主義の伝統などないだの
ずいぶんなことをいっていたそうです。
http://haniwa82.hp.infoseek.co.jp/meigen/index.html

そんでもって、ポーランド、ハンガリーの失敗を教訓に
チェコはソ連を刺激しない形で民主化を図ろうとしたそうです。
社会主義の放棄ではなく、人間の顔をした社会主義の実現
というのがスローガンだったところにもそれを感じます。
しかし、それでもソ連は戦車でチェコ全土を制圧。。。

市民改革がようやく実りだすのは、連帯のポーランドからで
ソ連の指導力がかげってきていたとはいえ、連帯だけでなく
政府・軍部も相当な緊張状態にあったそうです。
彼らの脳裏には常に、ポズナニ騒動、ハンガリー動乱、
チェコ事件の悪夢があったことでしょう。

15年前、テレビの画面で顔をくしゃくしゃにして
泣いていた老人たちこそ、あの狂気の時代、
辛酸を舐めながら生き延びた人々であったのですね。

社会主義も主体思想も、独裁者が大変な人格者なら
下手な民主主義国家よりいいのかもしれませんが
それはまったくありえない話です。
欲深き人間が担い手である以上、破壊主義、主体死相
以外の何ものにもなることはできないでしょう。
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