被害者は自らを語っては
投稿者: handellargo 投稿日時: 2004/05/21 14:08 投稿番号: [18112 / 44985]
他のトピからの再投稿です。
拉致被害者は北朝鮮時代の生活内容を殆ど語っていません。これが気になるのでひとこと。
フランクルの「夜と霧」の冒頭部分に「これだけは確かに言える。良き人達は帰って来なかった。」というのがあります。高潔な人達は皆収容所で死に,狡猾な者のみが生き残ったと著者は自省をこめて語っています。
拉致被害者が悲惨な経験を経たのは満腔の同情に値します。しかしながら,この人達は北朝鮮から命からがら逃げてきたのではありません。北朝鮮から「代表的日本人」として丁重に送られてきたのです。今この人達が北朝鮮を面罵しているのを聞くと(全ての人が必ずしもそうでなさそうなのが救いですが),北朝鮮時代もこのように日本を面罵することによって生き延びてきたのだろうなと思います。
念のため繰り返しますが,この人達を卑しいと言っているのでは決してありません。これが卑しければ,太平洋戦争を支持した日本人全員が皆卑しいことになります。
特に気になるのは,幾人かの人が,今死亡とされている,あるいは行方不明とされている人達の情報を幾分持っているのを漏らしていることです。最も悲惨な人達(帰ってこられなかった人達)の探索には持っている限りの情報を提供して協力すべきでしょう。少なくとも政府に任せるだけの評論家的な態度「私は知らない,いつの間にか居なくなった」は良くないです。
この人達がどのように洗脳されたか,どのような業務(当然対日工作)に携わされたか,どこに住んで何をさせられたか,は探索(更には北朝鮮の解析)に貴重な情報になると思います。話したくない気持ちは十分判るので,公開せずにせめて政府関係者にこの面で協力してはどうでしょうか。あるいはしているのでしょうか。
安倍氏などの強硬論の「悪人の心など知る必要がない」と情報を拒絶する態度は,戦前嫌というほど経験し大失敗したのではないですか。
記者会見で主張をするのも結構ですが,せめて家族が帰国したあとは,なすべきこと,つまり自らを語ることが必要だと思います。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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