北朝鮮

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カミノテさん(2)

投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/03/16 20:55 投稿番号: [15024 / 44985]
  続きです。

  人間は扉の内側と外側に同時に居ることはできないと、思うのです。

  ただ、魂の故郷と生活の基盤である国のどちらに所属するかを考えろとおまえは言うのかという問いへの答が、子供のチャンネル争いのたとえですませてよい話題だとは思いません。(もちろん子供のころは、それはそれは重大な問題だったのですけど。……結局負けて、毎週『タイガーマスク』を観ているうちに、それでもいいやという気持ちになっていた私)ですので、私自身の内側を掘り下げて、カミノテさんが抱えておられるのと少しでも似たケースになるのはどんなことか、と考えてみました。
  私にとっての自己選択の問題としてやってくるだろうことは、以前のレスで書いたような人達に対し、今後どういう態度を取るか、というケースだと思います。
  北朝鮮問題が緊迫化すれば、彼らはこういう態度に出るでしょう。やみくもに平和運動を始め、署名や募金を募り、新聞に広告を出し、講演会を開き、デモを企画し、座り込みやハンガーストライキのようなパフォーマンスを行い、それを新聞社に通告する。そして、朝日や毎日といった新聞社や系列のテレビ局が、彼らの動きを英雄的活動ででもあるかのように取材し、報道する……当然、彼らの動きが北朝鮮を利することになると判断する人達は反対運動を展開するでしょうし、政府や与党は彼らを少なくとも公の場所からは排除するだろうとも思います。さあ、そうなった場合、私がとり得る選択肢は?
1.理念や心情は別であっても、幼い時から親近感を感じている人達への思いから、彼らに同調する。
2.幼児期からの親近感をあえて捨て、自分の理念や心情に従って、彼らと反対の人々に賛成する意思を明らかにする。そして、その路線にふさわしい政党に投票する。
3.投票にも行かず、一切自分の考えや立場を明らかにせず、自分の生活圏だけを固く守る。

  1を選んだ場合、当然、自分とは理念や心情が近い人達に反することになりますよね?   その時に私が、自分の考えと近い人達にむかって、「私は今はあなた達に反対する側にいるけれども、考えかたはあなたがたと近いのです。こちらにいるのは、こちらがわの人達への義理人情からに過ぎません」と言ったところで、「この非常時に、おまえの個人的事情がどうのこうのと見苦しい自己弁護をするな」と言われるでしょう。
  逆に、自分の理念・心情に合う側にまわれば、それこそ恩も義理もそして親愛の気持ちもある人達から、「おまえは我々を裏切って権力の手先になり下がった」と言われるでしょう。
  3の道を選べば、表面上は私を非難する人はいないかもしれない。自分の生活が大切だと言う気持ちは、誰でも理解できるはずですから。ですがそれは、あくまでも表面上、なんです。非難はしないけれども、私を対等の仲間だと見てくれる人もいない、というのが真実ではないかと思います。
  だから私は、そうなった場合には、「泣いて馬謖を斬る」覚悟で2の道を選びます。そうすることが、たとえ相手には理解されなくても、自分を今日まで育ててくれた人達への敬意の表しかただ、と思っているからです。

  なんだか偉そうなことを言っていますが、もちろん今の私にとっても、こういう事態は、「もしもの場合は」、に過ぎません。ですから、そうならずにすめばそれにこしたことはないのです。でもそれには、日本人だけの努力ではどうにもならないことは理解していただけるでしょう?

  それから、私は、
「君は、どちらにロイヤリティを持っているのか」
という言葉を、こう改めたいと思います。
「君は、どちらにロイヤリティを持っていると表明し、それに基づく責任を取るのか?」
  この二つの違いは、おわかりですよね?

  それでは、今日はこのへんで。
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