北朝鮮

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光海君の魅力

投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/03/03 14:01 投稿番号: [14355 / 44985]
>ヨタロウさん

>どうも光海君の魅力が私にはよくワカランかったです。

  ああ、光海君の魅力をお考えになりたかったのですね。ではー。
  私にとっては、ずばり、「やせ我慢を貫き通したこと」です。彼のような仕事のできる男の人が、いきなり「お前は首。蟄居せい!」と申し渡されれば、がっくり来ると思うんです。まして、王様ですからね。自暴自棄になって自滅しても全然不思議じゃないです。実際に彼の息子は、史書に書かれている通りならばそういう精神状態に陥ったようですし。でも光海君は頑張り抜きました。自分が一日でも長く生き延びること、それ自体が、王位を簒奪した連中が一番嫌がることだってわかっていたのでしょう。なにしろ、自分自身が昨日までは王だったわけですから、王位に就いている者の心理状態は手に取るように理解できたんでしょうね。で、どんなに嫌がらせをされても、命の危険にさらされても、とことん生き抜いて意気地を貫き通したことに、私は魅力を感じるのです。
  ……女が、「この人はステキ」と延々書けば書くほど、「どこが?」という気持ちになると、『源氏物語』に対するある評論の中にありました。

  ヨタロウさんがお好きそうな李朝史上の人物を、ご紹介しておきます。
  黄真伊(フワン   ジンイ):1502年生まれ。34歳で死亡したと推定。
  下級官僚の両班の妾の娘に生まれたといわれる。ある青年が自分の知らないところで自分に恋焦がれて死んだと聞き、賎業とされた妓生(キーセン。芸者とお女郎の中間みたいなものかな)となることを志す。詩人としても有名で、当時からすでに「詩聖」と呼ばれていた。絶世の美人。開城を訪れた中国の勅使が彼女に目を止め、朝鮮の通訳に「あなたの国には、天の下で比類のない美人がいる」と感嘆したというエピソードもあり。そのほか、「女色に惑わされるようでは、男といえない」と公言していた堅物の高官についに「俺は人ではない」と言わせたとか、悟りを開いた高僧を愛欲生活に引きずり込んだとか、武勇伝は数知れず。
  以下が彼女が読んだ詩です。和訳のほうを載せますね。

  月光の下に桐の葉が落ち
  霜のなかに野菊が咲く
  高い棲台は天空と一尺しか隔たっていない
  千杯の酒を飲んで人は酔い
  流れる水の音は琴の音のように冷たく
  梅の花は笛の音のなかで香り
  明朝、互いに離別したあとには
  恋しい思いだけが青い波のように終わりなく続くだろう
(『韓国   堕落の2000年史』より)


>日本の天皇は約1500年生き延びていますね。2600年以上だという人もいる。
  それに比べれば、約500年の李朝は短いように思います、質は違うでしょうが。

  日本の天皇家ほど、「権力と権威」を分離することの効用を理解していた君主一族はないように思います。賢い人たちだなぁ、と。ある席で、「日本人が米を食べなくなったら、(稲作文化の下での祭儀神である)天皇はなくなるかも」と言いました。その人が言いたいこともわからないではなかったのですが、私は、「そんなことないですよ。日本人の圧倒的な大部分が心おきなくカマトトするためには、天皇制は必要不可欠ですって」と言ったんですよね。実は皮肉屋の私。

>リラさんを女性と認識いたしました、失礼^^;

  安心しました。(は?)

  それでは、失礼致します。
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