映画の話
投稿者: komtang15 投稿日時: 2004/02/02 21:20 投稿番号: [12963 / 44985]
最近、「二重スパイ」を借りて見ました。
この映画を見た感想としては、はっきり言って、作品としては失敗作の部類です。興行成績が悪かったのも、納得出来ます。
でも、当時の韓国の時代状況を知る手がかりにはなると思います。
冒頭いきなり、あの音楽での行進場面、インパクトはありました。
生前の金日成の映像まで出てきます。
その他にも、いろいろ感じたがありますので、以下に箇条書きにしてみます。
・南山での拷問シーン、あれは、以前、韓国でスパイ容疑で捕まった在日留学生の証言からの情報と比べると、設備も簡単なものにしていました。
・主演の韓石圭の言葉、あれは、韓国語にしか聞こえなかったですけど、私が無知なだけか、そこまで凝って作っていなかったのか、どちらでしょう?
(ただ、教会で接触した工作員の言葉、あれは韓国語っぽくない印象でした。この男が連絡文書を隠して投げたタバコは、太陽というタバコで、私も韓国で買った事があります)
・兵役がある国の映画は、俳優も敬礼の仕方が、板についている感じがしますね。
時々、日本のドラマを見ている時、おいおい…と感じる時、あります。
・ポニーのタクシーが出て来たり、北に潜入する秘密の部隊の訓練が出て来たり、当時の韓国の時代状況を感じさせる部分、ありました。
こういう部隊については、後日、「シルミ島」も日本で公開されるでしょうから、そこで出てくると思いますし、他にも、そういう関係の映画、続々と出て来ているようです。
・あの映画の中で、「清川江」なる言葉が出てきますが、そういえば、日本で活動していたという「洛東江」という名前も聞いた事、ありますよね。
・ドイツ留学からして帰国した男がスパイ容疑で拘束される場面が出てきますが、これは、宋斗律さんの件も含めて、当時、民主化運動に関与していた人が海外に行って、反民正党政権のベクトルのまま親北朝鮮に傾倒してしまう事もあった背景を考えると、もっと深いものを感じるでしょう。
・スパイ申告の報償金、当時は1500万ウォンだったんですね。今は1億ウォンだったかな? スパイ船なら3億ウォン?
もっと値上がりしているかもしれませんけど。
ちなみに、ソウルにいる友人は、「お前が韓国に来たら、スパイ申告して賞金を貰うのを楽しみにしているよ」と冗談話をしています。勘弁してくれ...
・北朝鮮料理の食堂で食事をする場面が出てきますが、この時に食べていた中に、カレイのシッケもありました。
・韓国内の潜伏スパイが出て来たり、「パルゲンイ」なんていう言葉が出て来たり、当時の韓国人の意識にしっかり存在していた'アカに対する恐怖心'を感じさせる部分が出て来たりします。
もちろん、アカだと誤認されたら、とんでもない目に遭うという時代状況でもあったわけですが。
・偽装亡命だったわけですが、実際にも、そういう事例があったと考えられますね。
それを判別するための作業として、尋問も出てきました。
こういう過程、安明進さんも経験しているかもしれませんね。
最近でも、きっとあるでしょう。程度の差はあったとしても。
・この映画の中での印象深いセリフは、「以前は、北の兵士を見た時、韓国の軍人より軍人らしいと思っていた。(中略) 最近は、帰順者を見ているうちに、自分だけ幸せになろうとしている自分勝手な奴だと感じるようになった」(大体、こんな内容)
というKCIAの局長のセリフです。
映画の中とはいえ、当時のその職責にあった立場からの視点で出た言葉としての、リアリティを含んだセリフにも感じます。
亡命者を卑怯者呼ばわりする意図は、決してありませんが。
この映画を見た感想としては、はっきり言って、作品としては失敗作の部類です。興行成績が悪かったのも、納得出来ます。
でも、当時の韓国の時代状況を知る手がかりにはなると思います。
冒頭いきなり、あの音楽での行進場面、インパクトはありました。
生前の金日成の映像まで出てきます。
その他にも、いろいろ感じたがありますので、以下に箇条書きにしてみます。
・南山での拷問シーン、あれは、以前、韓国でスパイ容疑で捕まった在日留学生の証言からの情報と比べると、設備も簡単なものにしていました。
・主演の韓石圭の言葉、あれは、韓国語にしか聞こえなかったですけど、私が無知なだけか、そこまで凝って作っていなかったのか、どちらでしょう?
(ただ、教会で接触した工作員の言葉、あれは韓国語っぽくない印象でした。この男が連絡文書を隠して投げたタバコは、太陽というタバコで、私も韓国で買った事があります)
・兵役がある国の映画は、俳優も敬礼の仕方が、板についている感じがしますね。
時々、日本のドラマを見ている時、おいおい…と感じる時、あります。
・ポニーのタクシーが出て来たり、北に潜入する秘密の部隊の訓練が出て来たり、当時の韓国の時代状況を感じさせる部分、ありました。
こういう部隊については、後日、「シルミ島」も日本で公開されるでしょうから、そこで出てくると思いますし、他にも、そういう関係の映画、続々と出て来ているようです。
・あの映画の中で、「清川江」なる言葉が出てきますが、そういえば、日本で活動していたという「洛東江」という名前も聞いた事、ありますよね。
・ドイツ留学からして帰国した男がスパイ容疑で拘束される場面が出てきますが、これは、宋斗律さんの件も含めて、当時、民主化運動に関与していた人が海外に行って、反民正党政権のベクトルのまま親北朝鮮に傾倒してしまう事もあった背景を考えると、もっと深いものを感じるでしょう。
・スパイ申告の報償金、当時は1500万ウォンだったんですね。今は1億ウォンだったかな? スパイ船なら3億ウォン?
もっと値上がりしているかもしれませんけど。
ちなみに、ソウルにいる友人は、「お前が韓国に来たら、スパイ申告して賞金を貰うのを楽しみにしているよ」と冗談話をしています。勘弁してくれ...
・北朝鮮料理の食堂で食事をする場面が出てきますが、この時に食べていた中に、カレイのシッケもありました。
・韓国内の潜伏スパイが出て来たり、「パルゲンイ」なんていう言葉が出て来たり、当時の韓国人の意識にしっかり存在していた'アカに対する恐怖心'を感じさせる部分が出て来たりします。
もちろん、アカだと誤認されたら、とんでもない目に遭うという時代状況でもあったわけですが。
・偽装亡命だったわけですが、実際にも、そういう事例があったと考えられますね。
それを判別するための作業として、尋問も出てきました。
こういう過程、安明進さんも経験しているかもしれませんね。
最近でも、きっとあるでしょう。程度の差はあったとしても。
・この映画の中での印象深いセリフは、「以前は、北の兵士を見た時、韓国の軍人より軍人らしいと思っていた。(中略) 最近は、帰順者を見ているうちに、自分だけ幸せになろうとしている自分勝手な奴だと感じるようになった」(大体、こんな内容)
というKCIAの局長のセリフです。
映画の中とはいえ、当時のその職責にあった立場からの視点で出た言葉としての、リアリティを含んだセリフにも感じます。
亡命者を卑怯者呼ばわりする意図は、決してありませんが。
これは メッセージ 12951 (komtang15 さん)への返信です.
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