北朝鮮の微笑外交と韓米の大統領選
投稿者: hello_bonbon2006 投稿日時: 2007/07/21 11:02 投稿番号: [40953 / 43252]
今回の6カ国協議をめぐるポイントを数点あげる(産経新聞より)。
1.北朝鮮は(核計画の申告や核施設の無能力化の)次段階の履行を確認したものの、履行期限は明記されなかった。すなわち、北朝鮮は引き延ばしを続けられる。
2.米国は成果を得ることへ「前のめり」状態で、ブッシュ大統領の任期中に核放棄の実現に近づきたい。
3.韓国の北朝鮮寄りが目立ち、北朝鮮の代弁をしているようであった。
4.ノムヒョン大統領は、寧辺核施設の稼動停止で「新しい局面に入った」と評価し、南北関係の急進展を図り、「宥和政策の勝利」をアピールしようとしている。
これらの点から見えるのは、北朝鮮は韓米政府の弱点を見通して、協議を操ろうとしていることだ。
まず、韓国については、北朝鮮は核放棄に向けたジェスチャーを引き続き行い、ノ大統領と与党の宥和政策が正しかったことを「証明」して、与党候補を強力に後押ししている。
一方、野党ハンナラ党候補については、「戦争になりかねない」と韓国世論を恫喝している。あるいは、関係マスコミなどを動員して、激烈に候補者の「過去」を暴き、イメージダウンを図っている。
すなわち、北朝鮮の微笑外交の目的は、まず韓国大統領選であり、自分たちの分身の与党候補に勝利させようと躍起だ。しかし現時点では、野党候補が圧倒的に優勢で、今後、北朝鮮の微笑・恫喝外交が激しさを増しても屈しないよう韓国世論に期待する。
次にアメリカだが、引き延ばしが可能になった今、核放棄に向けた各段階を最大限に利用して、テロ指定国解除や軽水炉譲渡、国交など、大きな譲歩をアメリカに次々と迫るであろう。
北朝鮮は、中東も幕引きできないブッシュ大統領は今さら、北に強硬措置は取れないと見込んでいる。そして、様々な利益を獲得後、数年後に核保有国として名乗り出て、世界に認知を迫るであろう。
うがった見方と批判する向きもあろうが、私が金正日だったらそうする。
後は日本だが、私は現在の日本政府の立場を強力に支持する。幸か不幸か、日本には「拉致問題」があるゆえに、北朝鮮の策略に乗らず、慎重に対処できている。
ましてや、日本は北朝鮮にとっては仮想敵国であり、核やミサイルの最大の標的国であり、最大の当事国である。安易な流れに流されることなく、慎重に対処して然るべきである。
日本の立場を堂々と主張し、韓米に絶えず警鐘を鳴らすべきである。
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