北朝鮮核開発問題

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DNAマップでは北東アジア人は同じ

投稿者: nayamioosi2000 投稿日時: 2006/12/03 09:25 投稿番号: [23221 / 43252]
「縄文男」と「弥生男」
  男性には「縄文系」と「弥生系」があるという。Y染色体は、睾丸や精子の形成にかかわっている。Y染色体に書き込まれた文字数は6000万個に上る。他の染色体に比べて、Y染色体の多型は極端に少なく、およそ200カ所見つかっているが、Y染色体のDNAのある特定の場所に挿入された、およそ300の塩基からなる『YAP』(ヤップ)という部分がある。中堀豊・徳島大医学部教授らの研究グループによれば、Y染色体のYAP多型は東アジアでは日本人にしか見られず、昔から日本にいた人たち特有のものと考えられている。日本人で数パーセント見いだされ、それもアイヌ人、沖縄人で頻度が高い。宝来聡教授の研究では、アイヌ民族の88%にYAP+がみられるという。
  ところが、韓国をふくめユーラシアでも、この突然変異の遺伝子はほとんど見つからず、日本以外で唯一見つかるのはチベットだけであるという。世界的に見てもそのほかには黒人にしかみられない変わった遺伝子型である。このことから、ヤップがあるのが縄文系男性、ないのが弥生系男性と判断できる。
  東アジア人で4タイプに分かれ、日本人男性も「タイプ1」から「タイプ4」まで4つに分けられる。中堀教授らの研究グループは、1999年にY染色体にあって胎児期に睾丸を作るよう命令する「SRY遺伝子」の465番目の塩基が、人によってC(シトシン)かT(チミン)かの違いがある「多型」であることを発見した。中堀教授は<1>ヤップの有無<2>SRY遺伝子の465番目の塩基がCかTか<3>DXYS5Yの塩基の違いという、Y染色体中の3つのDNAの型をもとに、日本人の男性を縄文系と、タイプの異なる3つの弥生系の4つに分類した。
  YAP+タイプ2の集団は、都市部では北から南まで均等に分布し、金沢、福岡、大阪、札幌のいずれで調べても、人口の約25%程度を占める。しかし本州や四国の山間部では5割を占めていた。弥生人に追われた縄文人という通説にほぼ合致する結果である。
  日本の男性は1万年以上前から日本列島に住んでいた縄文人、縄文時代後期に大陸や朝鮮半島から移住してきた弥生人にルーツを持っているのである。ついでながら、中堀教授らのグループの研究によれば、縄文人の系統とされる「タイプ2」の男性の精子数は、弥生人系より2割以上も少なく、2〜4倍も無精子症になりやすいという。

母親の系譜
  宝来聡博士などの研究グループは、いままで、外見の特徴から白人に由来すると考える研究者さえいたアイヌの人々のルーツを探るため、1960年代に採血された血液からミトコンドリアDNAを分析し、さらに、縄文の人骨5体のミトコンドリアDNAを分析して、アイヌのルーツが縄文人であることを突き止めた。
  さらに、東アジアの5つの集団のミトコンドリアDNAを分析し、日本人の成り立ちを調べた。それによると、本州では、日本人固有のタイプは4・8%、それに対して韓国人や中国人と共通の配列を持つ人がおよそ50%に達し、アイヌや沖縄と共通のタイプを持つ人が4分の1であった。現代の日本人が北アジア人、特に韓国人に最も近い遺伝的類似性を持っていることを確認した。このことは、弥生時代以降に大陸や半島から日本へ遺伝子の拡散が生じたとする従来の説と一致する。さらに、宝来博士らは太平洋を隔てたアンデスの先住民が、日本のアイヌや沖縄の人々と非常に近いことを示したのである。つまり、1万2千年前に日本列島に移動し、縄文の文化を築いた集団がいた。それから1万年後、別の集団が再び日本列島に渡ってきて弥生文化を築いたのである。
  最近の研究では、縄文集団も決してひとつではないことが分かってきた。沖縄と、アイヌの人々のDNAを較べると、少なくともひと文字は違うのである。これはそれぞれの祖先が、日本列島に渡ってきた当時からすでに別の集団だったことを示しているという。
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