『ニューズウィーク』によるシナリオ
投稿者: systems_of_romance7 投稿日時: 2006/10/26 19:35 投稿番号: [16223 / 43252]
北朝鮮に対し、非軍事的制裁が行われている。国際社会がこの制裁を継続して実施していった場合、今後、どういう展開が考えられるか。
週刊『ニューズウィーク日本版』2006年10月25日号が、「北朝鮮崩壊のシナリオ」と題した記事で、仮説として5つのシナリオを載せている。ここ数年来出されてきた予想が、よく整理されていると思う。
●『ニューズウィーク』によるシナリオ
シナリオとは、「武力行使」「核ボタン」「体制維持」「経済改革」「内部崩壊」の5つ。内容は大筋以下の通り。
◆シナリオ1 武力行使
制裁は半年間に及ぶ。北朝鮮がテロ組織に核技術の売却を試みたことにより、国連で軍事制裁が議論されるが、中ロは拒否権行使。米韓中心の多国籍軍が空爆を開始。北朝鮮が反撃し、在韓・在日米軍の基地、東京など日本の主要都市に3〜4百発のミサイルを発射。多大な被害が出る。数万から数十万の難民が発生。
米海兵隊が北朝鮮に上陸して侵攻。ゲリラ戦に苦戦するも、平壌が陥落し、金正日政権は崩壊。米韓中心のPKFが駐留を始める。
◆シナリオ2 核ボタン
中国が「人道上の援助」を理由に食料・エネルギー支援を再開。北朝鮮は核開発を継続。日本は特別措置法を成立させ、海上自衛隊が船舶検査を行う。警告射撃により北に死傷者が出たことを受け、金正日が対日宣戦布告。
突然、北朝鮮が東京に向けて小型核爆弾を搭載したテポドンを発射。MDシステムを使い、パトリオットで迎撃に成功(ただし、着弾すれば50万人を超える死者)。その後、多国籍軍が北朝鮮に侵攻。以下は、シナリオ1と同じ。
◆シナリオ3 体制維持
アメリカ主導の海上封鎖、韓国からの援助停止で、北朝鮮は苦境に。餓死者も出る。しかし中国の援助により、体制は維持される。北朝鮮が再び核実験を行ったと宣言。アメリカとの2カ国間交渉を要求。数回の交渉の末、核技術の不拡散を条件に、アメリカは核保有を黙認。
韓国が核実験に踏み切り、台湾も核開発を宣言。日本は非核三原則を部分的に見直し、在日米軍に核ミサイルが配備される。NPT体制は完全に崩壊する。
◆シナリオ4 経済改革
2008年のアメリカ大統領選で、対北朝鮮外交の転換を訴えた民主党候補が当選。北朝鮮は制裁解除、経済支援、体制の保証を要求。大統領はこれを受け入れる。北朝鮮は、核を手放すことを決定。
金正日は中国式の経済改革導入を表明。各国の援助と世界銀行の援助で北朝鮮のインフラ整備が飛躍的に進む。中国・南北朝鮮の3カ国はFTAを締結。南北の通貨統一を経て、平和裏に北朝鮮と韓国が統一を果す。
◆シナリオ5 内部崩壊
経済制裁により、食料不足となった北朝鮮では、多数の餓死者が出る。金正日が、原因不明の死を迎え、暗殺説が流れる。3人の息子・正男、正哲、正雲の誰を指導者にするかで上層部が分裂。数十万を越える難民が中国・ロシア・韓国に。北朝鮮国内は混乱を極め、内戦に突入。地方では軍閥が割拠。
米中ロの働きかけで国連がPKFを派遣。暫定政権が発足。南北両国で統一を望む声が高まる。両政府は連邦国家を樹立することで合意へ。
週刊『ニューズウィーク日本版』2006年10月25日号が、「北朝鮮崩壊のシナリオ」と題した記事で、仮説として5つのシナリオを載せている。ここ数年来出されてきた予想が、よく整理されていると思う。
●『ニューズウィーク』によるシナリオ
シナリオとは、「武力行使」「核ボタン」「体制維持」「経済改革」「内部崩壊」の5つ。内容は大筋以下の通り。
◆シナリオ1 武力行使
制裁は半年間に及ぶ。北朝鮮がテロ組織に核技術の売却を試みたことにより、国連で軍事制裁が議論されるが、中ロは拒否権行使。米韓中心の多国籍軍が空爆を開始。北朝鮮が反撃し、在韓・在日米軍の基地、東京など日本の主要都市に3〜4百発のミサイルを発射。多大な被害が出る。数万から数十万の難民が発生。
米海兵隊が北朝鮮に上陸して侵攻。ゲリラ戦に苦戦するも、平壌が陥落し、金正日政権は崩壊。米韓中心のPKFが駐留を始める。
◆シナリオ2 核ボタン
中国が「人道上の援助」を理由に食料・エネルギー支援を再開。北朝鮮は核開発を継続。日本は特別措置法を成立させ、海上自衛隊が船舶検査を行う。警告射撃により北に死傷者が出たことを受け、金正日が対日宣戦布告。
突然、北朝鮮が東京に向けて小型核爆弾を搭載したテポドンを発射。MDシステムを使い、パトリオットで迎撃に成功(ただし、着弾すれば50万人を超える死者)。その後、多国籍軍が北朝鮮に侵攻。以下は、シナリオ1と同じ。
◆シナリオ3 体制維持
アメリカ主導の海上封鎖、韓国からの援助停止で、北朝鮮は苦境に。餓死者も出る。しかし中国の援助により、体制は維持される。北朝鮮が再び核実験を行ったと宣言。アメリカとの2カ国間交渉を要求。数回の交渉の末、核技術の不拡散を条件に、アメリカは核保有を黙認。
韓国が核実験に踏み切り、台湾も核開発を宣言。日本は非核三原則を部分的に見直し、在日米軍に核ミサイルが配備される。NPT体制は完全に崩壊する。
◆シナリオ4 経済改革
2008年のアメリカ大統領選で、対北朝鮮外交の転換を訴えた民主党候補が当選。北朝鮮は制裁解除、経済支援、体制の保証を要求。大統領はこれを受け入れる。北朝鮮は、核を手放すことを決定。
金正日は中国式の経済改革導入を表明。各国の援助と世界銀行の援助で北朝鮮のインフラ整備が飛躍的に進む。中国・南北朝鮮の3カ国はFTAを締結。南北の通貨統一を経て、平和裏に北朝鮮と韓国が統一を果す。
◆シナリオ5 内部崩壊
経済制裁により、食料不足となった北朝鮮では、多数の餓死者が出る。金正日が、原因不明の死を迎え、暗殺説が流れる。3人の息子・正男、正哲、正雲の誰を指導者にするかで上層部が分裂。数十万を越える難民が中国・ロシア・韓国に。北朝鮮国内は混乱を極め、内戦に突入。地方では軍閥が割拠。
米中ロの働きかけで国連がPKFを派遣。暫定政権が発足。南北両国で統一を望む声が高まる。両政府は連邦国家を樹立することで合意へ。
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