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八紘一宇

投稿者: nagoyan_2shiki 投稿日時: 2004/09/19 23:02 投稿番号: [2694 / 85019]

 
>戦後の生まれの私は、「八紘一宇」の意味をよく知りません。
>そして戦時中以外に日常的にこの言葉が頻繁に使われていたとも思えません。
>戦時中の一時的な言葉ではないでしょうか?
>それに対し「和」の精神とか「和」の心というのは今も昔もあった言葉だと思います。
>比較の対象にならない言葉を出されても、検討しようがありません。

八紘一宇の意味はattoko12345殿の解説の通り。
神武天皇が橿原宮を造営された時の言葉として日本書紀に記述されている。
「世界は一家」というのは「和の心」に近いし、大昔からあった言葉じゃ。


>それに対して「恨(ハン)」と「事大主義」や「小中華」は全て昔も今も生きている言葉で
>比較検討できる対象だと思いますよ。

「恨(ハン)」は単なる「恨み」ではない。
「痛恨・悲哀・怒り」の感情から、それをバネにした「ガッツ・貪欲さ・ハングリー精神」
までも含めた概念じゃ。

「小中華」思想は、尊王賤覇をとなえた朱子学が思想的背景。
丙子の乱(1636年)により清朝と宗属関係を結んだことにより、
「政治的には中国に服従するが、精神的には中国を夷狄視する」という
アンビバレントな朝鮮の状況で発生した異端思想。
(李朝中期には「文化の高い朝鮮が、文化の低い女真族を撃って、明国への義理を果たそう」
などという北伐論さえ展開されている)

「なんであんな野蛮人の風下に立たなくちゃいけないんだ!本当言うとウリナラは中華なのに!」
というのは、「恨」と同じ根っこからでた精神といえなくもない。


「和」と「八紘一宇」、「恨」と「小中華思想」は以上のように
関連付けすることができないわけではない。
ただ、「八紘一宇」は、大東亜戦争のスローガンとして扱われ、
とても「和の心」に近いものとは思えなくなっている。
「小中華」思想は、「ガッツ・貪欲さ・ハングリー精神」を含んだ「恨」からかけ離れ、
単なる夜郎自大の自民族優越主義といっていい。

「和」とか「恨」には日韓それぞれの民族性を特徴付ける「プラス面」「マイナス面」があるが、
「八紘一宇」、「小中華」は手垢のついたイデオロギー色が濃い。
だから、
>「恨」と「小中華」思想は別扱いしたほうがいいじゃろう。
というのが、わしの見解なんじゃ。


P.S.
戦後生まれには分かりにくい言葉で申し訳なかったのう。
「八紘一宇なんて知らない!」といわれればその通りなんじゃ。
反省します。
 
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