鳥インフルエンザ
投稿者: revive_xd 投稿日時: 2006/01/17 06:10 投稿番号: [3113 / 3394]
トルコの鳥インフルエンザ、FAOが周辺国に警告
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060111i316.htm
トルコの鳥インフル感染、18人に拡大
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060113i311.htm
鳥インフルエンザ トルコ対策遅れ「クルド人軽視だ」 子供3人犠牲
読売新聞 2006. 01. 16 朝刊
◆子供3人犠牲、政府に怒り
中国と東南アジア以外で初の鳥インフルエンザによる死者が出たトルコで15日、新たに感染の疑いのある少女1人が死亡、3人が重体となった。感染の拡大に欧州など周辺諸国への飛び火が懸念されている。今月初めに3人が死亡した東部ドウベヤジトを訪れると、今も、家禽(かきん)の処分は終わっていない。貧困と少数民族問題がからみ、対策は後手に回っている。(トルコ東部ドウベヤジトで 渡辺覚、写真も)
「子供たちには天国でわびたい」。雪山の中腹に立つ土壁の小さな家。感染で3人の子を亡くしたゼキ・コチートさん(38)は、ため息をつきながら言った。
今月1日に死んだ長男モハメドアリ君(14)、5、6日に相次ぎ死亡した長女ファトマさん(15)、二女フリアさん(11)には満足な服がなかった。
町の人口は約5万7000。住民のほとんどが、少数民族クルド人だ。「ノアの箱舟」漂着伝説があるアララト山(5123メートル)のふもとに位置し、イランと結ぶ物流ルート上にあるものの、落ちるカネは少ない。多くの世帯は家畜で食料をつなぎ、収入は出稼ぎに頼る。
ゼキさんは職がなく、妻マリフェトさん(35)は病身。庭で飼う鶏8羽の世話は、子供たちが受け持っていた。
先月22日、元気だった3羽が突然死んだ。娘2人は死骸(しがい)に触れて別れを惜しみ、長男はゼキさんとともに鶏をさばいた。数日後、最初に長男が40度近い高熱を出した。「町の病院は、風邪と診断した」。31日、容体が悪化して約170キロ先の大病院に運ばれた時には、手遅れだった。
死者が出たことを受けて政府は、鶏1羽当たり補償金5トルコ・リラ(約450円)の支払いを約束して処分を呼びかけた。トルコ全土の処分件数はこれまでに約45万羽。だが、ドウベヤジトでは、「家畜隠し」が横行。町保健所職員は、今なお戸別訪問を続け、1日数十羽の処分に追われている。
後手に回る処置について女性町長のムカデス・クビライ氏(49)は、「中央の十分な支援がないからだ」と矛先を政府に向ける。「処分と同時に金を払わない限り、住民は財産を手放さない。そもそも家畜への依存は、貧困対策の遅れが原因であり、根本には私たちクルド人に対する中央の軽視がある」と憤る。
首都アンカラで入院した幼児らは助かったのに、この町では死者が出た――。夕刻、町の飲食店に集まった男たちも、鳥インフルエンザに重ね、「民族問題」への不満を口にした。
◆国内感染者18人
トルコ保健省によると同国の鳥インフルエンザ感染者は18人。ドウベヤジトで死亡した3人は、H5N1型ウイルスに感染していたことが確認されている。家禽類取引は感染確認以来、70%落ち込み、損失は月約3000万ドルにのぼるという。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060111i316.htm
トルコの鳥インフル感染、18人に拡大
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060113i311.htm
鳥インフルエンザ トルコ対策遅れ「クルド人軽視だ」 子供3人犠牲
読売新聞 2006. 01. 16 朝刊
◆子供3人犠牲、政府に怒り
中国と東南アジア以外で初の鳥インフルエンザによる死者が出たトルコで15日、新たに感染の疑いのある少女1人が死亡、3人が重体となった。感染の拡大に欧州など周辺諸国への飛び火が懸念されている。今月初めに3人が死亡した東部ドウベヤジトを訪れると、今も、家禽(かきん)の処分は終わっていない。貧困と少数民族問題がからみ、対策は後手に回っている。(トルコ東部ドウベヤジトで 渡辺覚、写真も)
「子供たちには天国でわびたい」。雪山の中腹に立つ土壁の小さな家。感染で3人の子を亡くしたゼキ・コチートさん(38)は、ため息をつきながら言った。
今月1日に死んだ長男モハメドアリ君(14)、5、6日に相次ぎ死亡した長女ファトマさん(15)、二女フリアさん(11)には満足な服がなかった。
町の人口は約5万7000。住民のほとんどが、少数民族クルド人だ。「ノアの箱舟」漂着伝説があるアララト山(5123メートル)のふもとに位置し、イランと結ぶ物流ルート上にあるものの、落ちるカネは少ない。多くの世帯は家畜で食料をつなぎ、収入は出稼ぎに頼る。
ゼキさんは職がなく、妻マリフェトさん(35)は病身。庭で飼う鶏8羽の世話は、子供たちが受け持っていた。
先月22日、元気だった3羽が突然死んだ。娘2人は死骸(しがい)に触れて別れを惜しみ、長男はゼキさんとともに鶏をさばいた。数日後、最初に長男が40度近い高熱を出した。「町の病院は、風邪と診断した」。31日、容体が悪化して約170キロ先の大病院に運ばれた時には、手遅れだった。
死者が出たことを受けて政府は、鶏1羽当たり補償金5トルコ・リラ(約450円)の支払いを約束して処分を呼びかけた。トルコ全土の処分件数はこれまでに約45万羽。だが、ドウベヤジトでは、「家畜隠し」が横行。町保健所職員は、今なお戸別訪問を続け、1日数十羽の処分に追われている。
後手に回る処置について女性町長のムカデス・クビライ氏(49)は、「中央の十分な支援がないからだ」と矛先を政府に向ける。「処分と同時に金を払わない限り、住民は財産を手放さない。そもそも家畜への依存は、貧困対策の遅れが原因であり、根本には私たちクルド人に対する中央の軽視がある」と憤る。
首都アンカラで入院した幼児らは助かったのに、この町では死者が出た――。夕刻、町の飲食店に集まった男たちも、鳥インフルエンザに重ね、「民族問題」への不満を口にした。
◆国内感染者18人
トルコ保健省によると同国の鳥インフルエンザ感染者は18人。ドウベヤジトで死亡した3人は、H5N1型ウイルスに感染していたことが確認されている。家禽類取引は感染確認以来、70%落ち込み、損失は月約3000万ドルにのぼるという。
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