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国債と財政危機

投稿者: dvzt0aa 投稿日時: 2011/11/17 21:22 投稿番号: [53077 / 55267]
>トピずれだけど、日本のように通貨発行権を有する国家が発行する国債は、
お札と同じ。全然返す必要がない。
だから国債を発行するのと通貨流通量を増やすってのは、同じこと

takkejanさん、
妄想に耽らずに日本の国家財政の「厳しい現実」を認識すべきだ。
国債は国の借金だ。
国は国債の利息を支払い償還日には借金を返済する義務がある。

今年度の政府予算は、国債の利息と返済のために22兆円を計上している。
国の税収は41兆円だから、今や、税収の半分以上が国債の利息と返済に使われている。
国債費の内訳は
   国債利払い費   10兆円
   債務償還費    12兆円   だ。
国債の利払い費10兆円は消費税の税収10兆円と同じ額だ。

これで国債が減るならば仕方ないと思う。
だが、税収から国債費を引いた残りの19兆円では国の予算としては全く足りない。
そのため政府は今年度44.兆円の国債を新規に発行する。
償還分を差し引いて国の借金は32兆円も増えるのだ。
国債残高は増加の一途をたどり、本年度末で667兆円に達する。
(これは普通国債のみ、他の借入れ金、地方債など全てを含めた総債務は1000兆円を超える)
この莫大な借金を政府はどのようにして返済するのか。
返済どころか借金をこれ以上増やさない目処もないのが現状だ。

あらゆる経済活動は、個人でも、家庭でも、会社でも、国家でも、収入に見合った支出をすることで成立する。
借金は返済の義務があり、返済不能になれば破綻する。
国家も例外ではなく現在ギリシャが破綻の危機にある。

takkejanさんは、国がじゃんじゃん紙幣を印刷すれば返済出来ると考えているようだ。
政府が赤字補填のために通貨を発行すると財政規律は保てなくなる。
通貨の発行量が増え、貨幣価値は下がり、ハイパーインフレが生じ国の経済は破綻する。
政治家は不人気な増税より紙幣の印刷を選び、人気取りのために歳出を増やすからだ。
この教訓から世界各国は、政府から独立した中央銀行(日本の場合は日本銀行)に通貨発行の権限を持たせる制度が確立している。
政府は借金(国債の発行)は出来るが、勝手に通貨を発行することは出来ないし、すべきではないのだ。

>今や、円は世界で最も強い通貨になっているのに、日本が破綻なんか
するはずがない。むしろ円安誘導しないといけないから、国債をもっともっと
発行するべきなのだ。今時増税なんて論外。竹中平蔵もそう言っていた。
温暖化脅威論者は財政破綻脅威論者でもあるのかな?

日本の対外経常収支は黒字でこの数年で赤字になる可能性は少ない。
この数年で日本の国債が債務不履行に陥る可能性はない。
今、円が市場で買われているのは、短期的には欧米の通貨に比べて円のリスクが少ないからだ。
これと「長期的な政府の巨額な財政赤字問題」とを混同するのは間違いだ。

国債を増やし続けると利払い費や償還費も増え続ける。
さらに巨額な国債の発行に迫られ国債は雪ダルマ式に増大する。
国債は主に国内で購入されその原資は主に国民の預貯金だ。
だが国内での国債の購入能力が限界に近づきつつある。
今まで通りに税収の2倍以上の歳出を続けると、政府の財政破綻は早くて5年後、遅くて10年後にやって来る。
対策は急務だが温暖化対策と同様、一般受けの良い楽観論を並び立て、増税や歳出削減に反対する評論家が多いのは困った現状だ。
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