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水銀の毒性が発現する可能性 

投稿者: goffy_kani 投稿日時: 2010/06/17 15:23 投稿番号: [1237 / 2258]
確かに海棲哺乳類や海鳥類は、餌から相当量のメチル水銀を取り込むため、体内 (主として肝臓) に水銀を高い濃度で蓄積しているが、これら海棲動物の肝中水銀のほとんどは無機態に変換されており、セレンと等モルで蓄積していることがこれまでの研究で明らかにされている。

またいくつかの海棲高等動物では、鉱物化したHgSe (水銀セレニド) の肝中存在が確認されている。これらのことから海棲高等動物の体内では、餌から取り込んだメチル水銀が脱メチル化され、セレンと等モルで結合し、生物学的に不活性な形態となること、すなわち体内の水銀は解毒されると考えられている。

しかしながら、水銀セレニドの生成機序や各水銀種の量的関係、また解毒能力の生物種間差等多くの未解決課題が残されている。   特に水銀の毒性は脱メチル化能やセレンの供給を超えるメチル水銀を急激に取り込むことで発現する可能性があり、今後は海棲高等動物の脱メチル化能の生物種間差とその要因およびセレン供給のメカニズム等を解明する必要がある。

また水銀、メチル水銀、水銀セレニド、またはその蛋白質構造体、遺伝子組み換え飼料、肉骨粉・・・こうしたものが生体内でどのような挙動を示し、どのように悪さをして、どのようには悪さをしないのか(させないのか)。今現在、多くの科学者によって解明が急がれているところであり未だ安全だとは言い切れない。
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