★戦争の理論
投稿者: kabuyasontoku 投稿日時: 2012/09/24 12:09 投稿番号: [2518 / 4041]
★軍事の素人は、最新兵器を自慢するが、プロは「兵站」を語る。
★スイス出身の軍人、軍事学者のアントワーヌ・アンリ・ジョミニは、戦争の理論を構成する三つの要素として戦略と戦術に並んで兵站を位置づけており、ソープ(G. C. Thorpe)は戦争を演劇の類推から役者が立つ舞台を準備することが兵站の役割であると考察している。
★彼らの説明は兵站が軍事理論において補助的なものではなくむしろ主要な地位を占めるものであり、それは軍事作戦の遂行を基礎付けることを示している。「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」という格言はそのような兵站の重要性を端的に強調したものであると言える。
★現代の「兵站」は、数学理論、兵站を管理するための方法にも科学的管理や数理的方法の導入が進み、「オペレーションズ・リサーチ」といった応用数学が用いられるようになった。
★オペレーションズ・リサーチとは、数学的・統計的モデル、アルゴリズムの利用などによって、さまざまな計画に際して最も効率的になるよう決定する科学的技法で、政府、軍隊、国際機関、企業、非営利法人など、さまざまな組織に意思決定のための数学的技術として使用されている。
★1947年になってアメリカ空軍に最適計画の科学的計算(SCOOP)と呼ばれる研究団が設置され、この研究団の中心的人物であったジョージ・ダンツィーグが1948年に線形計画法を確立した。1951年にケンドールによって待ち行列、1952年にベルマンによって動的計画法など、ORに欠かせない数学的手法が数多く提唱され、ORの発展に大きく寄与した。
1955年、防衛庁にOR専門の組織が設立され、1957年、イギリスに遅れること10年、日本にも日本オペレーションズ・リサーチ学会が組織された。1980年4月には中華人民共和国においても学会設立に至っている。
★鳩山由紀夫氏は、政治家になる前は数学者で、スタンフォード大学の博士課程で「オペレーションズ・リサーチ」を専攻しPh.D.を取得(1976年 博士論文はシステムの信頼性解析に関するもの)。
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