管制デモの裏側
投稿者: harahetta200403 投稿日時: 2012/07/31 03:11 投稿番号: [223 / 227]
中国・江蘇省南通市。市民らによるデモ隊が市の庁舎前に集まりました。日本の王子製紙の工場から出る廃水を流すパイプが「環境を破壊する」と訴えているのですが、これを計画している市にデモの矛先が向きました。入り口の鉄製の柵が倒され、敷地はあっという間にデモの参加者で埋め尽くされました。窓ガラスが割られ、あっという間に倒されるマイクロバス。さらに、警察車両も参加者の手によってひっくり返されてしまいました。勢いづいたデモ隊は庁舎の入り口を破壊、一気に中になだれ込みました。
デモ隊が占拠した庁舎。若者たちが何かを並べ、そのまま巻き散らしました。中で見つけた酒です。開いた窓からは書類や資料もばらまかれました。中にはなぜかトランプもまじっていました。職員が使っていたのでしょうか。
デモの勢いが衰えないまま正午を迎えると、これまで抵抗しなかった警官隊が一気に反撃に転じ、ついにデモ隊との衝突が始まりました。こうした中、突然1人の女性がマイクを握りました。
「南通市政府の検討により、永遠にこのプロジェクトを中止する ことを決めました。皆さんは注意して秩序を守って立ち去ってください、なるべく早く」
結局、この案内をきっかけにデモ隊は解散しました。過去のケースと違い、今回のデモは今のところ、大きな反日デモに発展する様子はありません。なぜ、標的は中国の地方政府に留まったのでしょうか。
「(今秋に)党大会があり、そこに影響を及ぼしてはならない。民心を安定させるため、デモを巨大化させない。だから政府がすぐさま譲歩する、強硬な態度を取らないと。その辺は民衆は心得ている」(東京福祉大学 国際交流センター 遠藤誉センター長)
王子製紙は「市政府より計画を全面的に中止するとの情報を得ている。排水は中国の国家基準を下回るまで十分に浄化処理を施す」と説明、31日から工場の操業を再開すると発表しましたが、デモの影響については現在調査中としています。
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