★★ 増税のケース スタディ ★★
投稿者: tanimachi_daisuki 投稿日時: 2011/12/22 07:04 投稿番号: [1319 / 2640]
★
江戸時代
吉宗が行った享保の改革
1 日本では質素倹約というコンセプトが非情に人気がある。
もちろんそれは結構なことだが、経済政策においてもこれを評価したがる傾向があるので、
困ったものだ。
最もわかりやすい例が、徳川吉宗である。
吉宗と言えば、「質素倹約を旨とする享保の改革を行い、
幕府の財政を立て直した名君」と言われ、とても人気がある。
だが これは歴史を都合のいいように捻じ曲げた珍説だ。
江戸時代における経済の絶頂期だった元禄バブルが崩壊し、幕府の財政が悪化した時、
吉宗がまず行ったのは、
2 それまでの年貢を更に増税し、幕府の支出を切り詰めた。
つまり増税と無駄の削減だった。
その結果、当時の江戸時代は見事にデフレに落ち込んだ。
武士の給料である米の価格が、見る見るうちに下がった。
農民は増税に苦しみ、値段が下がるばかりの米を売っても儲けはわずか。
武士にしても俸禄は米であったため、米価の下落はすなわち給料が下がることを意味する。
増税と賃金減という状況で子供が増えるわけがない。
結果、当時の江戸日本では少子化が始まった。
現代日本のそのままの不穏な状況が、享保の改革の後に起きたのである。
3 ところで、その後の吉宗はどのようにデフレを抑制し、社会不安を抑え込んだのか。
それは、「元文の改鋳」という、見事なリフレーション(通貨再膨張)政策による。
元文の改鋳とは、庶民が1両の小判を両替所に持っていくと、、
1.6両の新小判と交換するというシンプルなもので、
要するに、マネタリーベースの強制拡大である。
1万円札を銀行に持って行くだけで1万6000円に増えると思えば、
いかに強力なリフレーション政策だったかがわかる。
お金の量を強制的に増やし、デフレを抑制し、米価を安定させるたのである。
元文の改鋳は「歴史上もっとも成功したリフレーション政策」などと呼ばれる。
ちなみに、この元文の改鋳を提案したのは、
大岡越前で知られる大岡忠助と荻生徂徠だと言われている。
2人の提案で、吉宗はそれまでの「デフレ促進」政策を転換したのだ。
4 だが、現代では吉宗が享保の改革で行った「質素倹約」のみがクローズアップされ、
「質素倹約で財政再建した名君」という評価になった。
こういうインチキ説がまかり通る結果、
緊縮財政ばかりが持ち上げられる事態となっているのだ。
***** 「震災大不況」にダマされるな! 58頁 から引用 *****
mirokuninoti 氏の投稿を タイトルに合わせて一部編集させて頂きました。
経済活動を活発にするため、現在にも有効な知恵と考えます。
より詳細は、著書の購読をお勧めします。
------------------------------------------------
★ 1997年に橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げたケース
1997年に橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げました。
これを契機に、個人消費が一気に冷え込み、上昇しかけていた日本経済は反転して
底なし沼の様相を呈しました。
そしてあの、金融機関破綻の連鎖を生み出し、
日本経済は『恐慌』の一歩手前まで行ってしまったのです。
これから後、現在に至るまで、日本の自殺者数は非常に高い水準で推移しています。
リストラ等の影響により、中高年男性の自殺が急増したことがその原因の一つです。
多くの経済学者が、このときの橋本内閣の決定を『歴史的誤り』と指摘していたのは、
つい先日のことです。
経済成長が見込めないから増税するという考え方は、大恐慌を引き起こす可能性があります。
( ファイブスターズアカデミー講師ブログ 村上徹氏の稿から引用させて頂きました。)
----------------------------------------------
コメント
1 増税は経済活動の足を引っ張るものである。
2 特に、消費税は囚人の足に鉄おもりのクサリを着けるような影響があり
支配者には非常に好都合な武器になるが、
国民の立場からは、子々孫々が永久奴隷となることを避けるため
絶対に拒絶すべき税制である。
1 日本では質素倹約というコンセプトが非情に人気がある。
もちろんそれは結構なことだが、経済政策においてもこれを評価したがる傾向があるので、
困ったものだ。
最もわかりやすい例が、徳川吉宗である。
吉宗と言えば、「質素倹約を旨とする享保の改革を行い、
幕府の財政を立て直した名君」と言われ、とても人気がある。
だが これは歴史を都合のいいように捻じ曲げた珍説だ。
江戸時代における経済の絶頂期だった元禄バブルが崩壊し、幕府の財政が悪化した時、
吉宗がまず行ったのは、
2 それまでの年貢を更に増税し、幕府の支出を切り詰めた。
つまり増税と無駄の削減だった。
その結果、当時の江戸時代は見事にデフレに落ち込んだ。
武士の給料である米の価格が、見る見るうちに下がった。
農民は増税に苦しみ、値段が下がるばかりの米を売っても儲けはわずか。
武士にしても俸禄は米であったため、米価の下落はすなわち給料が下がることを意味する。
増税と賃金減という状況で子供が増えるわけがない。
結果、当時の江戸日本では少子化が始まった。
現代日本のそのままの不穏な状況が、享保の改革の後に起きたのである。
3 ところで、その後の吉宗はどのようにデフレを抑制し、社会不安を抑え込んだのか。
それは、「元文の改鋳」という、見事なリフレーション(通貨再膨張)政策による。
元文の改鋳とは、庶民が1両の小判を両替所に持っていくと、、
1.6両の新小判と交換するというシンプルなもので、
要するに、マネタリーベースの強制拡大である。
1万円札を銀行に持って行くだけで1万6000円に増えると思えば、
いかに強力なリフレーション政策だったかがわかる。
お金の量を強制的に増やし、デフレを抑制し、米価を安定させるたのである。
元文の改鋳は「歴史上もっとも成功したリフレーション政策」などと呼ばれる。
ちなみに、この元文の改鋳を提案したのは、
大岡越前で知られる大岡忠助と荻生徂徠だと言われている。
2人の提案で、吉宗はそれまでの「デフレ促進」政策を転換したのだ。
4 だが、現代では吉宗が享保の改革で行った「質素倹約」のみがクローズアップされ、
「質素倹約で財政再建した名君」という評価になった。
こういうインチキ説がまかり通る結果、
緊縮財政ばかりが持ち上げられる事態となっているのだ。
***** 「震災大不況」にダマされるな! 58頁 から引用 *****
mirokuninoti 氏の投稿を タイトルに合わせて一部編集させて頂きました。
経済活動を活発にするため、現在にも有効な知恵と考えます。
より詳細は、著書の購読をお勧めします。
------------------------------------------------
★ 1997年に橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げたケース
1997年に橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げました。
これを契機に、個人消費が一気に冷え込み、上昇しかけていた日本経済は反転して
底なし沼の様相を呈しました。
そしてあの、金融機関破綻の連鎖を生み出し、
日本経済は『恐慌』の一歩手前まで行ってしまったのです。
これから後、現在に至るまで、日本の自殺者数は非常に高い水準で推移しています。
リストラ等の影響により、中高年男性の自殺が急増したことがその原因の一つです。
多くの経済学者が、このときの橋本内閣の決定を『歴史的誤り』と指摘していたのは、
つい先日のことです。
経済成長が見込めないから増税するという考え方は、大恐慌を引き起こす可能性があります。
( ファイブスターズアカデミー講師ブログ 村上徹氏の稿から引用させて頂きました。)
----------------------------------------------
コメント
1 増税は経済活動の足を引っ張るものである。
2 特に、消費税は囚人の足に鉄おもりのクサリを着けるような影響があり
支配者には非常に好都合な武器になるが、
国民の立場からは、子々孫々が永久奴隷となることを避けるため
絶対に拒絶すべき税制である。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/200000411/6bc05ffcambdq5ada4acbbe05n_1/1319.html