Re: ビンラディン殺害 米が声明
投稿者: memphisminnie2003 投稿日時: 2011/05/05 10:37 投稿番号: [191 / 1045]
ビンラデインがアメリカの特殊部隊に殺されたということは間違いのないところだと思う。
この効果が中近東・北アフリカの諸国にどう影響するかが問題だ。わたしは、この事件でいまさかんに欧米諸国で持て囃されているような中近東・アラブ諸国の民主化運動は頓挫すると思う。
理由は、いま民主化勢力といわれる反乱軍が欧米の支援を得て戦っているリビヤやシリア等の現支配者が一層反乱者の弾圧を強めるだろうからだ。リビヤのカダフィ氏やシリアのアサド氏はビンラデインの最後に自分の最後を重ね合わせているだろう。そのうえに、彼等は自国民に対して、反乱軍は石油等の自国の資源を代償に欧米諸国から資金・武器援助だけでなく、兵員の訓練、NATO軍による爆撃という直接の軍事援助を受けて自国を欧米の植民地にしようとしていると宣伝することができるからだ。
この宣伝が国民に浸透する前に、欧米諸国がリビヤやシリアにに大規模な地上軍の派遣を含めた直接の軍事援助を増強し、カダフィ大佐やアサド大統領を一気に排除することができるかが鍵となる。それができなければ、シリアやリビヤの武器・弾薬が尽きるのを待つしかないが、これらの国は多くの国と国境を接している。それらの国から戦闘機、戦車、重砲等の武器は買えないとしても機関銃や小銃、小型ロケット弾などは買えるはずだ。NATO軍はそれらの国に直接に干渉することはできないのではないか???
干渉すればベトナム戦でのカンボジャ攻撃とおなじこと、一挙に戦線が拡大する。すでに、フランスなどはアフガンからの撤兵を示唆しているように逃げ腰だ、英国だって国運をかけて地上軍を派遣し反乱軍を支援することなどできない。米軍も兵員不足が顕在化しつつあり、そのうえに共和党からの予算カットの要求で、戦線の拡大には二の足を踏むだろう。さらにいえば、反乱軍の指導者がどの程度の支持を国民から得ているかも不明だ。指導者を倒したとしても選挙で対欧米・イスラエルに対する強硬派が与党になったら、どこかの国でアメリカがやったように、そのような与党は認めないなんてことが出来るかどうかも問題だ。選挙に直接介入して選挙でえらばれた党を拒否して自国の言いなりになる政府を樹立するためには大規模な地上軍を送りこまなければ不可能だ。
いずれにせよ、ビンラデインの殺害でアメリカは中近東・北アフリカで得るものより失うものの方が多いと思うが、どうなるだろうか???
これは メッセージ 1 (y_news_topics さん)への返信です.
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