Re: 朝鮮の歴史
投稿者: siccaroyar 投稿日時: 2012/12/03 02:51 投稿番号: [206 / 667]
南山の美しい丘からはソウルの全景が眺められる。
周囲の山々は松の木立が点在するものの、大部分は緑がなく、黒い不毛地のうねりとなってそびえている。こういった山々の取り囲む盆地の中に20万の人々がひしめきあっている。
城内は大半が藁ぶきの低い茶色の屋根の海で、林も広場もなく、単調きわまりない。
この茶色の海から突き出ているいるのが城門の反り返った二重屋根と灰色花崗岩の王宮の石塀で、その中にさまざまな殿舎の大きな屋根がある。東の城門から西の城門へと広い通りが市街を貫き、この通りから南の城門へともう一本の通りが走っている。
中央の大通りからはさらに幅95ヤードの広い道路が王宮へと向かっている。
常にじゃま物のないようきれいに片付けられているのはこの通りだけで、ほかの街路は屋台店が両側に並び、通行用には狭い道幅しか残っていない…
しかし何百本とある、もっと狭くてしかもその幅が軒やどぶで狭められている路地では、人間どうしがすれ違うがやっとだ。
何マイルも続く土壁と深い軒、どろどろとした緑色の溝、黒ずんだ排気口の間には、男性の住民と荷物の運搬人以外、動くものはあまりない。どの家も犬を飼っており、四角い穴から犬は家に出入りする。よそ者が来れば激しく吠え、傘をふると逃げていく。
犬はソウル唯一の街路清掃夫であるが、働きはきわめて悪い。
また人間の友だちでもなければ、仲間でもない。朝鮮語をはじめ人間の話すあらゆる言語に取り合わない。
夜間吠えるのはどろぼうがいるからである。
飼い犬といえどほとんど野犬にひとしい。
若い犬は春に屠殺され、食べられてしまう。
昼間水をくんだり洗濯したりする女性の多くは下女で、全員が下層階級の人々である。朝鮮の女性はきわめて厳格に家内にこもっている。おそらく他のどの国の女性よりも徹底してそうではなかろうか。
つづく
これは メッセージ 205 (ぶすとろいあー さん)への返信です.
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