ちょっと心配になってきた
投稿者: uncle58jp 投稿日時: 2012/09/29 08:56 投稿番号: [593 / 5311]
日本の主張は次の2点
①尖閣は1895年、清国の統治が及んでいないことを確認して、閣議決定により領土に編入した。だから日本の領土だ。
②1960年代後半に尖閣周辺に海底資源が存在する可能性が判明し、1970年代初頭になって、それまで70年間尖閣なんかに関心もなかった中台が領土権を主張し始めた。だから中台は狡い。
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まず、②の言い分は自家撞着だ。竹島の南にイスンマン・ラインを引かれてから60年、たくさんの日本漁船が拿捕され、漁民が拉致され、死者まで出ているのに、何の「毅然とした」対抗策も取らずに日本は過ごしてきた。海保も海自も出さなかった。
70年と60年では大違い、というわけには行かないだろう。尖閣で前述②の主張を前面に出せば、日本は竹島を諦めなければいけなくなる。
さて、①なんだけど、日清戦争で日本が勝って、下関条約で清国の領土(台湾がそのひとつ)と賠償金を取り上げたのが1895年。
これが国際社会にどう映るかという話だ。
1895年の尖閣領土化を日清戦争処理の一環として理解するか、あるいは尖閣領土化は日清戦争とは無関係に、すなわち日清戦争なんかなかっても、あるいは日本が負けていても、当然のこととして行われていたのか、という「歴史認識」の問題である。国際社会に向けて、どちらがわかりやすい説明かという問題である。
で、タイトルの「ちょっと心配になってきた」というのは、実は日本外務省もこの「歴史認識」の問題となれば、ちょっと自信がない、と思っているのではないか、ということである。
「尖閣に領土問題はない」とか、「領土問題はないんだから、ない根拠を説明する必要はない」とか、「ない」「ない」の何か逃げ腰の発言を繰り返しているところが疑わしいように思える。
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