★王子の失敗 撤退できない悲劇
投稿者: jaf71381 投稿日時: 2012/10/04 05:11 投稿番号: [3806 / 5311]
NHKのクローズアップ現代で中国に進出した企業が撤退できないため
撤退コンサルタントに相談が殺到している模様。
なにしろ、日本の企業が中国から撤退しようとして、事業を廃止したら
莫大な退職補償金を課される法律が数年前に決められたそうだ。
このため、大阪の本社の会社が、日本で倒産したそうだ。
王子製紙のリスクはとんでもないことになっている。王子の資産は
日本の大地主で、従業員が毎日運動会で働かなくても100年間は
潰れないほどのお金持ちだ。
中国は搾り取るだけ絞るだろう!
>中国に進出した日本企業がつぎから次への条件変更に悩まされ、
あげくに撤退するとなると別のカネもかかる。馬鹿馬鹿しくて
やってられない、二度と中国なんぞへ行くものか、という
嘆き節をよく聞かされた。
直近の悪例が王子製紙だろう。
江蘇省政府が土地も提供する、中国の洋紙マーケットは巨大だと
言われて進出を決めた。江蘇省南通の南南東郊外に広大に拡がる
湿地帯を埋め立てて、大工場地帯を造成していた。実際に小生も
現場を見学したが、揚子江にのぞむ船着き場もあり、近くには
東レも進出しており、広い道路も整備されている。
パルプから洋紙一貫工場なら、立地条件は良好だろうと思った。
五年か六年前である。
王子製紙はプロジェクト・チームを上海に派遣し、国際貿易
センタービルに20人ほどが駐在、現地で中国語もならって
最新鋭工場の工事を監督し、同時に中国各地に販売オフィスも
起ち上げた。
突如、北京の中央政府から「待った」がかかり、工事は
第一期がえんえんと延期された。目処は立たず、立ち往生。
ようやく上層部の政治的コネがついたのか、第弐期工事が始まり、
予定より数年も遅れて製紙工場は完成した。
2012年7月29日、王子製紙を標的とする公害反対の
突発的デモがおこり、しかも南通の隣町、啓東で市庁舎に
暴徒が乱入し、パトカーを横転させ、手のつけられない
暴動となった。
漁民が最初に騒いだ。海が汚染され、漁獲に響くから、
王子製紙の排水パイプラインによる汚染水の海洋への
垂れ流しを止めよという言いがかりである。
王子製紙は、工場から直接、揚子江へ排水せず、
汚水を弐個所で処理しつつ、長い長い排水パイプを
敷設して、東シナ海に面する啓東市から海に流す工事を
していたのだ。公害対策は万全だった。
はやくから汚水処理技術をみとめて、パイプライン建設を
許可した啓東市当局が、突発的なデモに遭遇するや、
この排水パイプライン敷設を不許可とするなど、約束不履行
となってしまった。
王子製紙はすでに、この南通洋紙一貫工場プロジェクトに
2300億円を投じている。
つぎつぎと最初の条件が変更になり、予定は数年も遅れ、
いざ完成というタイミングでまたまた無理難題を突きつけられ、
日本企業はほとほと嫌気を抱くわけだが、王子製紙としては
社運をかけてきた大プロジェクトだけに、いまさら中止と
いうわけにも行かないだろう。
結局、しぼり取られるだけ絞られ、大赤字のまま、メンツの
ために続行するか。或いは中国企業に売り逃げるか。
もし撤退となれば、ほかの日本企業は中国から一斉に引き揚げ
という最悪のシナリオも考えられる。
撤退コンサルタントに相談が殺到している模様。
なにしろ、日本の企業が中国から撤退しようとして、事業を廃止したら
莫大な退職補償金を課される法律が数年前に決められたそうだ。
このため、大阪の本社の会社が、日本で倒産したそうだ。
王子製紙のリスクはとんでもないことになっている。王子の資産は
日本の大地主で、従業員が毎日運動会で働かなくても100年間は
潰れないほどのお金持ちだ。
中国は搾り取るだけ絞るだろう!
>中国に進出した日本企業がつぎから次への条件変更に悩まされ、
あげくに撤退するとなると別のカネもかかる。馬鹿馬鹿しくて
やってられない、二度と中国なんぞへ行くものか、という
嘆き節をよく聞かされた。
直近の悪例が王子製紙だろう。
江蘇省政府が土地も提供する、中国の洋紙マーケットは巨大だと
言われて進出を決めた。江蘇省南通の南南東郊外に広大に拡がる
湿地帯を埋め立てて、大工場地帯を造成していた。実際に小生も
現場を見学したが、揚子江にのぞむ船着き場もあり、近くには
東レも進出しており、広い道路も整備されている。
パルプから洋紙一貫工場なら、立地条件は良好だろうと思った。
五年か六年前である。
王子製紙はプロジェクト・チームを上海に派遣し、国際貿易
センタービルに20人ほどが駐在、現地で中国語もならって
最新鋭工場の工事を監督し、同時に中国各地に販売オフィスも
起ち上げた。
突如、北京の中央政府から「待った」がかかり、工事は
第一期がえんえんと延期された。目処は立たず、立ち往生。
ようやく上層部の政治的コネがついたのか、第弐期工事が始まり、
予定より数年も遅れて製紙工場は完成した。
2012年7月29日、王子製紙を標的とする公害反対の
突発的デモがおこり、しかも南通の隣町、啓東で市庁舎に
暴徒が乱入し、パトカーを横転させ、手のつけられない
暴動となった。
漁民が最初に騒いだ。海が汚染され、漁獲に響くから、
王子製紙の排水パイプラインによる汚染水の海洋への
垂れ流しを止めよという言いがかりである。
王子製紙は、工場から直接、揚子江へ排水せず、
汚水を弐個所で処理しつつ、長い長い排水パイプを
敷設して、東シナ海に面する啓東市から海に流す工事を
していたのだ。公害対策は万全だった。
はやくから汚水処理技術をみとめて、パイプライン建設を
許可した啓東市当局が、突発的なデモに遭遇するや、
この排水パイプライン敷設を不許可とするなど、約束不履行
となってしまった。
王子製紙はすでに、この南通洋紙一貫工場プロジェクトに
2300億円を投じている。
つぎつぎと最初の条件が変更になり、予定は数年も遅れ、
いざ完成というタイミングでまたまた無理難題を突きつけられ、
日本企業はほとほと嫌気を抱くわけだが、王子製紙としては
社運をかけてきた大プロジェクトだけに、いまさら中止と
いうわけにも行かないだろう。
結局、しぼり取られるだけ絞られ、大赤字のまま、メンツの
ために続行するか。或いは中国企業に売り逃げるか。
もし撤退となれば、ほかの日本企業は中国から一斉に引き揚げ
という最悪のシナリオも考えられる。
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