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首相の公式参拝否定は当然だが――

投稿者: wadatumi_voice21 投稿日時: 2011/08/20 06:44 投稿番号: [3398 / 3422]
首相は、任期中に靖国参拝はしないと約束し、今年もしなかった。
また、17人の閣僚も、去年に続いて   参拝しなかった。
特定の一宗教法人施設であり、しかも   政府の公式見解に反する
戦争美化、皇軍賛美を宣伝流布し続ける   政治活動の拠点に対し、
日本国政府の代表たる立場の者が参拝しないのは   当然のことだ。

しかし、問題がある。   首相が参拝をしない理由としているのは
『A級戦犯が祀られているから』   ということだ。
たしかに   戦争を率先推進した   軍の幹部を含めた戦争指導者を
英霊、神として顕彰し、崇拝の対象としているのは事実であるし、
そのような宗教施設に   首相など公人が   参拝することに対して
他国民のみならず国内からも   強い批判や疑問を向けられる点だ。

だが、換言すれば   「A級戦犯」の   合祀問題さえクリアすれば
日本の総理大臣は   堂々と   ヤスクニ参拝をしてもよい――
という理屈に   なってしまう。
戦争指導者合祀の取り消しは、戦争美化を使命とする神社にとり
自己否定となるため、その可能性は   ほとんどないが、もしも
仮に   それが実現すれば、首相の不参拝の口実は通用しなくなる。

東条英機をはじめとする戦争指導者たちの   英雄化・神格化は、
この「神社」の性質・目的を   実に判りやすく   象徴している。
けれども、それは   問題の核心ではない   と思う。
むしろ   「A級戦犯」の合祀問題だけに   とらわれる議論は、
ヤスクニ「神社」が内在する   問題の本質を   矮小化するだけだ。
仮に戦犯分祀が可能だとしても、“トカゲの尻尾切り”に思える。

この神社は   戦争を正義と謳い、戦死者を「英霊」と称し賛美する。
そのことによって国策に従って戦死することを正義だと信じさせる。
戦争を永久放棄する平和主義を基調とする現代日本にあっては、
このような軍国主義時代の残滓である宗教施設の存在そのものが
矛盾を引き起こし、それへの政府の関わり方が問題を深刻化する。

もちろん、戦争を正当化し、戦場で死ぬことを崇高な行為と讃え、
死者を神として崇敬の対象とするのも   一宗教法人の自由であり、
それを   規制する法的根拠などは   ない。
思想や表現の自由、政治活動の自由を保障する憲法の下では
たとえ   戦争美化でも   英霊顕彰であっても、許容される。
問題は、そのような特定の宗教に、国家機関が関わることだ。

そもそも   ヤスクニ「神社」は、帝国政府によって作られた。
当然ながら   当時の国家権力、即ち天皇制政府の政治的思惑や
軍部の方針を前提として創作された政策的産物にほかならない。
もはや   軍国主義政策が崩壊し、皇軍が敗亡・消滅した   現在、
戦争放棄、軍隊不保持の日本国に   当時の政策は   存在しない。

一宗教法人が   独自の宗教活動のために   「神社」を維持し、
参拝客を募るのは勝手だが、政府機関が   戦争賛美を肯定し
擁護すること、あるいは   特定の宗教儀式を執り行う団体と
特別な関係を持つことは、明らかに   政教分離原則に違反し、
国民の信教、思想信条の自由を   侵すことに   ほかならない。
戦後日本が堅持する平和と民主主義の原則にも反する行為だ。

首相参拝によって生ずる問題は、『A級戦犯が祀られているから』
などという   狭い視点で論じるべきではない。
それを   理解しないならば、菅総理もマスコミも   大マヌケだ。
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