ビデオには肝心のことが映っていない。
投稿者: uncle58jp 投稿日時: 2010/11/07 21:48 投稿番号: [7682 / 17704]
ビデオは10回くらい見た。
誰がどう言っても、中国船が故意に(すなわち衝突するやむを得ない状況でもないのに)ぶつけてきたことは明白だ。マスコミにしゃしゃり出て小遣い稼ぎしている専門家もみんなそう言っている。
だが待てよ。逮捕した「あの船長」がぶつけた、かどうかはどう見ても映っていない。小遣い稼ぎの専門家も、「あつ、確かに『あの船長』がぶつけましたね」と解説しているのは聞いたことがない。
みんな、この肝心要の点を忘れている。だれもそんなことは見ていない。
「あの船長」でなくっても、誰かがぶつけたんだから船長が代表して責任を取れ、というのもひとつの理屈だが、民主主義国・日本の刑事法制はそうはなっていない。ここが後進国・中国と違って、日本が進んでいるところだ。
「あの船長」が実行犯であるか、または別の実行犯に「あの船長」が命じてやらせたことを立証しないことには、わが日本では裁判にはならないんだ。中国船がぶつけたことと、「あの船長」がぶつけたこととは、刑事訴訟のうえでは全然違うんだ。
日本の検察は、わずかな物証と膨大な供述調書を頼りに公判を維持していく。物証も(公開された情報の範囲では)乏しく、まして供述調書なんかゼロでは、日本では裁判にならない。
ここまで言えばおわかりだろう。そう、「あの船長」ひとりだけ逮捕したのがそもそもの間違いなんだ。乗組員全員を、証拠船ともども拘留しなければ話にならなかったんだ。中国は、微罪であろうが関係者4人全員を拘留した。
「こんなもの、公判が維持できるか!村木事件の二の舞になったら(本当は全然性格は違うんだが)検察の立場はどうなる!」と最高検に怒鳴りつけられて、那覇地検は矛を収めた。
仙谷が、検察の判断だ、と言ったのは大筋で正しい。正確には検察の事情と言うべきだったが。
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