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真実は至誠なり

投稿者: amaterasu_no_oomikami_xx 投稿日時: 2010/11/10 18:10 投稿番号: [13670 / 17704]
真実は至誠なり

山口県と広島県の境に小瀬川と言う川が流れる。
河口から約四キロ上流に昔の小瀬の渡しがある。
そこには、吉田松陰の歌碑が建っている。
「夢路にもかへらぬ関を打ち超えて、今をかぎりと渡る小瀬川」
安政六年五月二十八日、吉田松陰最後の江戸送りの作詩で有る。

この歌に関連し松陰は、次のように記している。
「一白綿布を求めて、孟子の『至誠にて動かざる者は、未だ之れ有らざるなり』の一句を書し、手巾(手ぬぐい)へ縫い付け携えて江戸に来り、是れを認定所に留め置きしも、吾が志を表するなり」(松陰著「留魂録」)

松陰の精神の中核が「至誠」で有り、その実践と実証の為に生涯をかけた。

この孟子の文は、
「誠は、天の道にして、誠を思うは人の道なり。至誠にして動かされざる者は、未だこれ有らざる。」

しかしこれも、孟子の全文ではない。
簡単に記すると
「至誠はよく人を動かす。『善に明らか』つまり、善悪を見分ける道徳的な感覚を鋭敏にして内的な身の誠が輝き出てこそ、親に喜ばれ、友に信じられ、上位者に信任されて、民を治めることができるのである。それは、誠こそ天の道、動かしがたい厳然たる存在で、その誠を思い慕うのこそが人として当然な道だからである。至誠にして動かされざる者は、未だ、これ有らざるなり。」


昔も今も変らず、真実を持ってして善悪を見極める。

真実を明らかにしてこそ誠であり、誠が人を動かす。

手ぬぐい一枚に志有り、書き込み一つに誠有り
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