修正要求に関する報道(2)
投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2001/05/09 02:36 投稿番号: [632 / 28311]
・朝日(夕刊、18面、左上トップ)
「歴史認識の主張 こう読む 韓国再修正要求、識者の見方」
「日清戦争で正しい指摘 大日方純夫早稲田大学教授」
「古代史、学会と見解一致 田中俊明滋賀県立大学助教授」
「レベル低く「一刀両断」 秦郁彦日本大学教授」
・読売(夕刊、2面、左上トップ)
「「韓国の歴史観」色濃く反映」
「教科書修正要求 「客観国際性」強調」
「韓国政府が日本政府に申し入れた中学歴史教科書の再修正要求は、韓国主流の歴史観を色濃く反映しつつ、日本側に回答を迫るものだ。多様な歴史記述を許容している検定制度を有し、「明白な誤りを除き再修正はできない」との立場をとる日本政府にとって、韓国の要求を受け入れることは難しく、対応に苦慮しそうだ。」
具体的な修正内容でも朝日は社としてのコメントを避け、識者の言葉という形で朝日の意図を読者に植え付けようとしています。ただし、5月1日の教科書選定プロセスでの教委の立場が明確になったときのには三流大学教授の偏ったコメントだけを記載し、賛否両論を併記しませんでしたが、今回は賛否両論併記の形を取っています。5月1日の反省でしょうか。3名の識者のうち、2名は「つくる会」教科書を誤りと考え、1名は問題なしとしています。人数が2:1になっていること、あるいは掲載の順番が「つくる会」に否定的な識者より先に書くとた編集上の優先順位付けは新聞社が恣意的に決めることは言うまでもありません。このような比率、順序は読者与えるイメージとして非常に重要です。
ここまでで「つくる会」の教科書が誤りと考える比率は半数以上という気持ちを読者に植え付けた朝日は、修正要求の内容の見せ方に工夫をしています。このことは非常に重要です。読売は一言で「韓国の歴史観」と評価していますが、そのことを読者が気付くと朝日の今まで張ってきた「つくる会」は「偏狭なナショナリズム」という論陣が骨格から崩れてしまいます。ストーリーは単純でなくてはなりません。「つくる会」の教科書は端から端まで「偏狭なナショナリズム」であり「悪」のイメージで語られなくてはならないのです。韓国からの修正要求は「悪」にたいしての「善」のイメージでなければならず、要求項目が「韓国の歴史観」といった「偏狭なナショナリズム」を連想させるものであってはいけません。
かくして朝日では列挙された主な修正事項が他紙に較べて少なく、韓国の要求が「韓国の歴史観」にもとづく偏向的と思えるものは除かれています。朝日が表にして大きく取り上げた「扶桑社教科書に対する韓国の主な修正要求」は次の5点です。
・任那日本府説:認められていない説
・江華島事件:主体、目的等を隠蔽
・朝鮮半島脅威説:韓国侵略支配の合理化
・韓国強制併合:侵略、強制性の隠蔽
・軍隊慰安婦(記述なし):日本政府も認めている
上記について論議もあろうかと思いますが、そのことを指摘する韓国側の理屈に理解を示せないことはないと思います。次に朝日では取り上げられなくて読売で取り上げられた他の項目は次の通りです。ちなみに読売は朝日の項目を朝鮮半島脅威説を除き全てカバーしています。日経も読売と同じ8項目を挙げています。なお、下記の征韓論は日経のみに取り上げられています。
・朝鮮出兵:「出兵」として侵略事実を隠蔽
・征韓論:日本の立場に偏った記述
・朝鮮の近代化と日本:日本の支援は影響力を植えつけようとしただけ
・日本の植民地開発:収奪支配目的を隠蔽
・公民化政策:収奪を隠蔽
これをいきなり読者に見せてしまうわけにはいかないと朝日が考えたとするとそれは正しい判断だと思います。読売を見る限り、夫桑社の教科書はかなり気を使って書いているように見えます。「朝鮮出兵」が侵略事実を隠蔽しているといわれても、困ってしまいます。善し悪しは別にして征韓論は日本で起こった発想であり、日本の立場に偏っているのは普通に考えて自然です。また日本が朝鮮で灌漑や鉄道開発をした事実について述べた部分があり、恩を売ったとは書いておらず、一部朝鮮人の反感があった事実等を書いているのですが、支配収奪目的を隠蔽と指摘されています。この理屈で行くと、朝鮮で行ったあらゆる史上の事実毎に収奪と侵略目的だったと断らないといけないという印象を受けます。皇民化政策でも犠牲や苦しみを強いたことを書いていますが、収奪に関する記述が無いとしています。
以上の5つは読売の指摘するところの明らかな「韓国の歴史観」に当たります。これらの修正要求項目を記述することなく隠蔽し、3人の識者のコメントを準備し、過半数の違憲が「つくる会」の教科書に問題ありとするイメージを植えつけた朝日の今回の読者誘導方法は
「歴史認識の主張 こう読む 韓国再修正要求、識者の見方」
「日清戦争で正しい指摘 大日方純夫早稲田大学教授」
「古代史、学会と見解一致 田中俊明滋賀県立大学助教授」
「レベル低く「一刀両断」 秦郁彦日本大学教授」
・読売(夕刊、2面、左上トップ)
「「韓国の歴史観」色濃く反映」
「教科書修正要求 「客観国際性」強調」
「韓国政府が日本政府に申し入れた中学歴史教科書の再修正要求は、韓国主流の歴史観を色濃く反映しつつ、日本側に回答を迫るものだ。多様な歴史記述を許容している検定制度を有し、「明白な誤りを除き再修正はできない」との立場をとる日本政府にとって、韓国の要求を受け入れることは難しく、対応に苦慮しそうだ。」
具体的な修正内容でも朝日は社としてのコメントを避け、識者の言葉という形で朝日の意図を読者に植え付けようとしています。ただし、5月1日の教科書選定プロセスでの教委の立場が明確になったときのには三流大学教授の偏ったコメントだけを記載し、賛否両論を併記しませんでしたが、今回は賛否両論併記の形を取っています。5月1日の反省でしょうか。3名の識者のうち、2名は「つくる会」教科書を誤りと考え、1名は問題なしとしています。人数が2:1になっていること、あるいは掲載の順番が「つくる会」に否定的な識者より先に書くとた編集上の優先順位付けは新聞社が恣意的に決めることは言うまでもありません。このような比率、順序は読者与えるイメージとして非常に重要です。
ここまでで「つくる会」の教科書が誤りと考える比率は半数以上という気持ちを読者に植え付けた朝日は、修正要求の内容の見せ方に工夫をしています。このことは非常に重要です。読売は一言で「韓国の歴史観」と評価していますが、そのことを読者が気付くと朝日の今まで張ってきた「つくる会」は「偏狭なナショナリズム」という論陣が骨格から崩れてしまいます。ストーリーは単純でなくてはなりません。「つくる会」の教科書は端から端まで「偏狭なナショナリズム」であり「悪」のイメージで語られなくてはならないのです。韓国からの修正要求は「悪」にたいしての「善」のイメージでなければならず、要求項目が「韓国の歴史観」といった「偏狭なナショナリズム」を連想させるものであってはいけません。
かくして朝日では列挙された主な修正事項が他紙に較べて少なく、韓国の要求が「韓国の歴史観」にもとづく偏向的と思えるものは除かれています。朝日が表にして大きく取り上げた「扶桑社教科書に対する韓国の主な修正要求」は次の5点です。
・任那日本府説:認められていない説
・江華島事件:主体、目的等を隠蔽
・朝鮮半島脅威説:韓国侵略支配の合理化
・韓国強制併合:侵略、強制性の隠蔽
・軍隊慰安婦(記述なし):日本政府も認めている
上記について論議もあろうかと思いますが、そのことを指摘する韓国側の理屈に理解を示せないことはないと思います。次に朝日では取り上げられなくて読売で取り上げられた他の項目は次の通りです。ちなみに読売は朝日の項目を朝鮮半島脅威説を除き全てカバーしています。日経も読売と同じ8項目を挙げています。なお、下記の征韓論は日経のみに取り上げられています。
・朝鮮出兵:「出兵」として侵略事実を隠蔽
・征韓論:日本の立場に偏った記述
・朝鮮の近代化と日本:日本の支援は影響力を植えつけようとしただけ
・日本の植民地開発:収奪支配目的を隠蔽
・公民化政策:収奪を隠蔽
これをいきなり読者に見せてしまうわけにはいかないと朝日が考えたとするとそれは正しい判断だと思います。読売を見る限り、夫桑社の教科書はかなり気を使って書いているように見えます。「朝鮮出兵」が侵略事実を隠蔽しているといわれても、困ってしまいます。善し悪しは別にして征韓論は日本で起こった発想であり、日本の立場に偏っているのは普通に考えて自然です。また日本が朝鮮で灌漑や鉄道開発をした事実について述べた部分があり、恩を売ったとは書いておらず、一部朝鮮人の反感があった事実等を書いているのですが、支配収奪目的を隠蔽と指摘されています。この理屈で行くと、朝鮮で行ったあらゆる史上の事実毎に収奪と侵略目的だったと断らないといけないという印象を受けます。皇民化政策でも犠牲や苦しみを強いたことを書いていますが、収奪に関する記述が無いとしています。
以上の5つは読売の指摘するところの明らかな「韓国の歴史観」に当たります。これらの修正要求項目を記述することなく隠蔽し、3人の識者のコメントを準備し、過半数の違憲が「つくる会」の教科書に問題ありとするイメージを植えつけた朝日の今回の読者誘導方法は
これは メッセージ 631 (rykutukgi さん)への返信です.