欺瞞と偽善だらけの読売新聞考
投稿者: tokionohitooki 投稿日時: 2002/05/06 00:34 投稿番号: [3872 / 28311]
>何の検証にもなってないよ。
おいおい、この程度でも読売の検証としては、このトビに載ってる意見のレベルと比較すれば十分のはずだが(笑)。
でも、せっかくだからもう少し、以下に書いてみるよ。
>対談のメンバーは誰で
すまんが、その日の新聞もうゴミに出しちゃった(明日資源物の日)ので、じぶんでみてくれないか。
>んでどうびっくりしたんだ?(笑)
有事法制によってそのため人権が制限されても、憲法に公共の福祉の文言があるから
それは当然であるという意見が対談に載っていた。
人権が「公共の福祉」によって制限できるのは分かりきったこと。
むしろ、この場合大事なのは「公共の福祉」の内容は何かということ。
「公共の福祉」とは、人権相互の矛盾衝突の調整のための実質的調整の原理と考え
たんに国家観的な公益を意味するものでないとするのが、今の通説的な解釈。
外在制約(一元、二元)、内在制約、比較考量、二重の基準などいろんな考え方があるなかで
簡単に上記のような文言的な根拠で、有事立法は肯定できる話ではない。
そういうレベルで、この問題を考えている自体この対談はレベルが低すぎる。
仮に有事立法を今の憲法下で認めるとするなら、「公共の福祉」をどう捉え(上記のいろんな考え方の中で、どう捉えて)
その場合制限できる人権に限界はあるのかなどもう少し深く掘り下げた観点は不可欠である
(特に憲法記念の日に特集した対談なんだしね)。
肯定するにも根拠が低すぎる。
これが、ビックリした一例。
憲法改正による自衛隊の認容、今の憲法下での、法律改正により新たな権力を自衛隊に認めるべきとの考え
これらを主張するなら、一方でそれを肯定した場合の、自衛隊の権利の濫用による人権侵害や
その他の弊害を予防するための担保的制度の創設を考える視点は不可欠なはず。
読売には明らかにこの視点が欠けている。
対談にも、当たり前ながら上記の視点は全くなかったね。
確かに憲法改正による軍備の整備や有事の態勢作りもある程度は必要だろう。
ただ、そのためにより強い権力を組織に認めていくなら(自衛隊など)
絶対に一方でその濫用を予防したり、是正したりするための具体的な制度作りも同時に必要。
この両輪の観点がない限り、いくら憲法改正や新たな法制度を主張しても、意味がないことを胆に命ずべき。
そういう意味で、読売のレベルは低すぎるのさ。
これは メッセージ 3870 (toikioku さん)への返信です.
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