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アラファト議長、保身の演技

投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2002/05/03 23:20 投稿番号: [3796 / 28311]
5月2日夕刊、アラファト議長解放についてです。おもしろいのは両紙ともロイター配信の同じカラー写真を一面に掲載。怒りにふるえるアラファト議長の写真、その写真への解説に差がつきました。

・読売(4版、1面)
「怒りの会見、保身の演技…解放されたアラファト議長」
「戦闘服にトレードマークのカフィーヤ(ずきん)をかぶり、報道陣の前に姿を現した議長は、監禁のうっぷんを晴らすかのようにたたみかけた。「イスラエル兵は、テロリストでナチス、人種差別主義者だ」。長期間の監禁生活でやつれは見られたが、その表情は怒りのためむしろ生気を増したかのようだ。もっとも、その「怒り」の裏には、一種の計算も透けて見えた。
  アラファト議長解放の条件となったのは、昨年10月のゼエビ・イスラエル観光相暗殺事件などに関連した「重要テロ容疑者」6人の収監だったが、この中にはパレスチナ解放機構(PLO)内の第2派閥・パレスチナ解放人民戦線(PFLP)のアハマド・サアダト議長や、アラファト議長子飼いの自治警察財政担当者フアド・ショバキ氏が含まれていた。2人は対イスラエルのテロに直接、関与したわけではないのに、イスラエル側の要求に屈し、いわば自らの解放と引き換えで刑務所に送り込む形となった。これにはパレスチナ内部から強い反発が起きており、解放を素直に喜べば反発が一気に噴出する恐れもあった。議長は「私のことより、大事なのは聖誕教会」と繰り返すことで、巧みに批判の芽をつんだ。 」

・朝日(4版1面)
「『残虐な犯罪、なぜ沈黙』   議長、国際社会に怒り」
「現地からの報道によると、イスラエル軍がラマラの自治政府議長府から撤退した後の2日未明、議長府内に入った報道陣に、アラファト議長はイスラエルと国際社会への怒りをぶつけた。」

テレビのニュースで見る限り、アラファト議長は支持者の前で終始笑顔でVサインをしていました。その笑顔と新聞に掲載された写真とはあまりにも落差が大きいものでしたが、その理由は読売を読めば理解できました。

朝日はすっかりアラファト議長の演技にだまされてますね。当然読者もだまされたまま終わるでしょう。まあ、朝日が同情する日本赤軍が支援していたパレスチナ。常に感動ある情報を読者に提供するという視点では、この方が効果的かも知れません。読売と同じような記事を朝日が流したら、きっと重信メイさんが悲しんだことでしょう。

えっ?もしかして、これって朝日新聞の演技?朝日新聞はアラファト議長の保身の演技を知ってて、読者の同情を高めるために、読者に伝えていなかったんですか?

私としたことが、すっかり朝日の保身の演技にだまされてしまいました。
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